君がここで笑うシーンが

いや、答えなんかはいいんだ ただちょっと

やっと長谷部が告白した

長谷部〜〜!!!

やったな!!!!!

おめでとう!!!!!

 

やっとアイツが、あの恋愛偏差値マイナス20000でお馴染みの長谷部宗介さんが大事な人に告白できました。えらい!よくやったな長谷部!!これで彼氏ヅラから卒業できるな!!!!!お前は今日から正式な彼氏だ!姉さんは今日ビールが最高にうまい!

 

よかったなあ。長かったなあ。16年だよ16年。長かったなあ。よかったなあ!!!!!あいたかったね。触れたかったね。よかった、よかったねえ…やっと長谷部宗介が人間になれた。長谷部さんは一人じゃたてない、愛ちゃんがいなきゃ人間になれない…えらかった。初恋フィルターがなくても結局君は佐藤愛が好きになる。それがわかってよかった。やっぱり運命で、大事な初恋だったね。よかったね。

 

さあ彼女はキレイだった1話から長谷部宗介さんの愚行を振り返りましょう。

「おい、総務部!」

好きな子が目の前にいるのにこの暴言!!

「この名前が気に入らない」

好きな子の、あいたかった女の子にこれ!!!そもそも最初から気付けよ…無理だよな

 

そしてキリがない歴戦の彼氏ヅラ。

玉ねぎに始まり絆創膏、滑り台から転げ落ちるわ、袖をまくるわメガネをかけるわ、雨の中迎えに行って大声で名前を呼ぶわ、自分が濡らしたのに「寒くない?」と語りかけるわ……

1回目の告白、姉さんは嬉しかった。やっと告白した。失恋じゃないよ。よかったねえ。びっくりしたけど失恋じゃなかった。良かったねえ!!!

 

あと宗介、これはわたしが君の姉の人格を有していて、君のことを大切な弟だと思っているから言うけれど、お前な、キスで全部済むと思ってないか?なあ宗介、キスよりすごい音楽を届けられるのはうたプリだけなんだぞ。少なくとも恋愛偏差値マイナス2000のお前にそれは無理なんだ。なあ長谷部、言葉足らずだからってやっていいこと悪いことがあるんだ。でもよかったなあ。やっと愛ちゃんに触れられたな…ずっと会いたかったよね。ずっとずっと触れたかったね。よかったなあ……アメリカでも浮気しなかったのも偉いぞ。姉は君を誇りに思う。

 

正直先週迎えに行っておいてなんで告白しないんだ馬鹿野郎と思っていたけど今日宗介が9回裏2アウト満塁逆転さよならホームランをキメるためだとわかったら全部どうでもよくなった。やったなあ。いいか弟よ、世の中は好きな女の子のハートをがっちり掴んだ人間が勝ちなんだ。それまでどんなにひどくても、ちゃんと謝って、好きだと笑いあえたらそれでお前さんの勝ちなんだよ。よかったねえ。

「今までごめん」

そう、宗介は謝れた。えらい。

 

愛ちゃんを探して走り出す君は間違いなくこの試合の主役だったよ。この世のかっこいいは日本文理か長谷部宗介かの二択だ。9回裏2アウトに爪痕残した人間が優勝なんだよ。姉さんは君が走り出した瞬間「走れー!!!!!逆転!!!!!」って叫んで同居人に怒られたんだ。でも9回裏2アウトに爪痕残した人間が優勝なんだ。それだけの活躍を君はした。だから弟よ、長谷部よ!誇れ!!自らの生き方を誇れ!お前が主役!優勝!!!!!来週なんてない!日本シリーズは今日で終わり!優勝おめでとうございます!!!!!長谷部宗介の次回作にご期待ください!!!!!

 

わたしはたぶん「佐藤愛が大好きな長谷部宗介」が本当に大好きなんですよ。だからこそ不器用で、だからこそ生きるのが下手な君がすきなんだ。だって愛ちゃんしか見てないもんね。愛ちゃんのために生きてきたから、愛ちゃん以外見えてないんだもんね。愛ちゃんと一緒だから、乗り越えられたんだもんね。

序盤ムカついてたしさっさと気付けよ馬鹿野郎と思ってきたけどやっと姉さんは楽になれる。よかったなあ長谷部、やっと愛ちゃん抱きしめられたなあ。よかったなあ!!!!!

 

やったなあ。よかったなあ。よく走った。姉さんは嬉しい。この先どんな不幸が降り掛かろうと愛ちゃんがそばにいる君は最強なんだ。やっと隣に立てるね、良かった。本当によかった。大丈夫だ。来週?知らない。俺は今週のおまえしか知らねえ!

 

今日は長谷部を祝ってビールかけ!これにて本年の日本シリーズは終了です。おつかれさまでした。ありがとうございました!

それはきっと、人生の縮図 ーOfficial髭男dism 「Editorial」という旅路

映画を観ているようだった。映画館で、映画をはしごした日。その後気持ちがおさまらなくて、溢れるがままに筆をとった。

 

Official髭男dismというバンドが「やりたいことをやろうとした」結果がこの14曲ならば、とんでもないバンドを好きになってしまった。こんな、こんなことあっていいのか?

 

Editorial

Editorial

まず一曲目から頭をガンガンと殴られる。こんな完璧なリード曲あるか?と思ったけどこれリード曲じゃないんですよね……もどかしいという不自由を楽しむ幸せ。そんなぼやけた光から映画の幕は開く。

 

アポトーシス

アポトーシス

 

「あなたにも受け取ってほしくて」という言葉の後から始まるアポトーシス。伝えたかった言葉は、「別れの時まで ひと時だって愛しそびれないように そう言い聞かすように」なのだろうか…線の回収というか、言葉がきちんと繋がっていくことに驚嘆してしまう。優しいのに寂しい、夏の終わりの寂寥感がこのアルバムをぐっと包み込んでいるんだなあ…

「落ち葉も空と向き合う蝉も 私達と同じ世界を同じ様に生きたの」が本当に苦しく愛おしい。

 

I LOVE...

I LOVE...

ドアの音からの眩しい大きなファンファーレ!!!こんなに素敵な朝に見る夢はあるか?こんな用意周到なことあるか…?アポトーシスで紡がれた具現化されたものが、ぼやけて抽象化されていく。そしてなにより、この曲のサビは朝なんだよな。アポトーシスの後に聴いてはじめて気が付いた。

「見えないものを見て笑う君の事を分かれない」僕と「訪れるべき時がきた」ことをきちんとわかっている君のコントラストが苦しい。

朝にみる優しい夢を経て、物語はまた眠れぬ夜へと向かっていく。ああ、「名前もない夜」を超えた先がアポトーシスなんだな…

 

フィラメント

フィラメント

ああ、きちんとまた朝が来た!まぶしくて、優しい朝だ。わたしはたぶんこの人たちの決して急かさない強さに心底惚れている。誰にだってきちんと平等に朝は来る。過去の幸せの、今の強さの象徴のようなパズル。好奇心をかろうじて繋いでくれるパズル。そんなパズルが負担になる日もあるのかもしれない。

 

HELLO

HELLO

「光を探せ 掴め」の後にこの曲をもってこれるのはもう知能犯の所業である。驚いた、こんな鮮やかに、それもきちんと理由を持って繋がることある…?ちゃんと光を探して、掴んでいるじゃないか……フィラメントのあとのHELLO、もっともっと眩しくてあたたかい。パズルを並べた先にいたヒーローは、今も変わらずちゃんとそこにいたんだ。変わらない強さが存在していたことに安心する。

 

ああ優しい映画だなあ、と思ってきいていたのに、一筋縄ではいかないのである。

 

 

Cry Baby

Cry Baby

 

ほんと情緒!!!!!おい!!!!!

爽やかな朝を迎えたのにケンカすんな!!!!!

情緒殺しの髭男が本気を出してしまった…爽やかな、幸福な朝を迎えただろう?なあ、なんでだよ?なんで?

ケンカすんな、

雨を降らすな!!!!!

光を掴んで喧嘩をするな…リベンジを誓うのは今なのか?それ本当に光を掴んだ今朝じゃなきゃダメだったのか?どうして、どうして、どうして………

 

この流れ、どうやって回収するんだよ……

 

 

 

 

Shower

Shower

ちょいと待て、直後にCry Babyちゃんと回収されたぞ…?

最終回じゃん。シャワーじゃん、ちゃんと血が流れていくんだが…夕方じゃん、あの頃を思いながら歩いてるやつ…アニメの最終回じゃん……

「君はマスクの裏でわかりやすくため息ついた」

ああ…この意味がわかってしまうのが切ない。日常にすっかりマスクが馴染んでしまった。

「変わらないまま 変わったまま」願うように、祈るように、確かめるようにこの先も生きていかなきゃならないんだな…

 

みどりの雨避け

みどりの雨避け

「変わらないままで 変わったままで 暮らしていこうよ」の後にこれはしんどいです、楢崎さん!!!!!楢崎さん!!!!!

実家に帰りたい……変わらないままを探してちゃんと帰る場所があるんですね……

ここまでの流れで映画がとれるしJRかなんかのイメージビデオが撮れます、実家に帰りたい。映画のエンドロールだ…

「ここによく居たふたりが 一緒に住むらしいね

いつものようで 違うみたいだ」

映画が終わった……新しい物語が始まる…これだ本当のエンドロール……

 

パラボラ

パラボラ

いやだからですね、ここでパラボラは知能犯の所業なんだよな?ああ、エンドロールの2人はこうやって幸せな新生活を…ってなるでしょうよ。これで本当に映画が終わる。

「思い違いだらけの めちゃくちゃな過去」

ああ、間違いも正しいも全部自分のこととして肯定できるこの強さよ……本当に優しい人しかできないこの全肯定という強さよ…また私たちにちゃんと朝が来た。

 

ペンディング・マシーン

ペンディング・マシーン

これは大変個人的な話なのですが現在進行形でパワハラで会社と揉めに揉めて来月からむりやり休暇をとらされる地獄の中にいまして…刺さりましたね…

うわあああと頭を抱えました。これですよ、これ……「少なくはない前科があって」ってそりゃそうだよな、お前は土砂降りの雨の中でリベンジを誓ってるもんな……でも迷惑はお互い様だよ…「病まないためにも」ってこんなはっきり言われるのゾクゾクしますね…休んでいいんだよな…本当に我々は何と戦っているんでしょうか…

 

Bedroom Talk

Bedroom Talk

救済だ……電源切って、全部オフにしてたどりついた場所がこの常夜燈なんだ…救済だ……これで我々は朝に眠れる…眠ることが許されるんだ…「眠りにつくまで隣にいるよ」その言葉で救われる命がここにあります…帰る場所がちゃんとここにある…立場も肩書もなくても、わたしはここにいれるんだ…

 

Laughter

Laughter

来ました、羅針盤。2本目のエンドロール。「まだ強くなれそうになれない自分のことも 愛せるように」話をした結果がこの朝なんだね…ちゃんと救われて旅に出れるんだ…「悔やむ権利」を思い出して踏み出せるんだ…

「人格者ではなく 成功者でもなく いつでも今を誇れる人で在りたい」、大人になるって、自分自身に勝利を告げるって、きっとこういうことなんだと思います。常夜燈だけで孤独な夜を乗り越えた先の光がちゃんとあるんだなあ…

 

Universe

Universe

ゆーにばあああああす!!!!!!ここで!ここで!!!!!情緒の維持…爽やかなエンドロール…

完璧な終わりだ、幸福な最後だ…この曲が流れれば街は彩られ草木は蘇り花が咲く。universe、俺たちの帰る場所…この曲が流れたらすべてハッピーエンドなんですよ…ああ我が幸福な人生、ありがとう人生。人類よ宇宙の源よ。

 

さあ映画が終わった、救われた我々は帰宅せねばならない。

 

 

Lost In My Room

Lost In My Room

そう、私たちは救われてもなお帰れない。でもこれは本当にそうなのだ。素晴らしい映画を観た後ほど人間は自分が情けなくなる時がある。…ちょっとまて、映画の後のアフターフォローまであるこのバンド、なに?Official髭男dism、家に帰れない気持ちまで救ってくれるのなに?

「悔いなどない そう思いたい 眠気にいよいよ耐えられない」

落ち着け、そこで寝るな、お前は家に帰らなきゃいけないんだぞ!!!がんばれ!!がんばれ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう朝になるね やっと少しだけ眠れそうだよ」

ああ、またアポトーシスが違う顔を見せ始めた。

 

Editorialという旅路は訪れるべきが来るまで終わらないらしい。まさに人生の縮図だ。Official髭男dism、なんて恐ろしいバンドなんだ。わたしはただ、このアルバムを大切に大切に聴くことしかできない。人生と人類の縮図を、読み解くために。

「彼女はキレイだった」を見て退職を決めた話

「あの時、僕は君を守るべきだった」

 

そう言って頭を下げる長谷部さんを見ながらほろほろ泣いた。わたしも、その言葉がほしかった。守ってもらえなくてもいい。そこはあんまり問題じゃなくて、ただ、ただ一言、謝ってほしかった。

 

単刀直入に事実をありのまま話すと、現在進行形で職場でパワハラを受けている。これはまあ、気力があったらそのうちまとめるとして、今日はそのパワハラに関する調査会があった。

ところが、パワハラを訴えてきたのは私に好き勝手に暴言を投げてきた方で、わたしは当初「パワハラをした」側の人間としてそこにいた。私の訴えには証拠がないから調べませんと笑ったくせに、そっちの話は聞くんだ。給料出すからほとぼり冷めるまで休職しろとも言われた。悔しかった。パワハラをした側のアルバイトさんに言わせたらわたしは浅ましくて、言葉が面白くなくて、他人にしっぽをふってばかりで何にもできなくて、仕事が遅くて、わたしに好かれた人は可哀想らしい。被害者ぶるつもりなんか毛頭ないけど、わたしが身を削って録音した音声を聞いてもなお人事の偉い人に「パワハラをさせたあなたが悪い」と言われて、それが本当に本当に悔しかった。日に日に心ばかり削れて、寝れなくなって、わたしの大切なものは色褪せていく。好きなものを好きと口にするのが怖い。全部わたしのせいにしてしまえば楽で、呪いみたいにその人の金切声に縛られて。そんな中で、 今日の彼女はキレイだったをみた。

 

愛ちゃんを説得する長谷部さんを見ていたら、わたしはどうしてあの会社で仕事をしているんだろうという気持ちになってきた。そんな中で冒頭のセリフが出てきて、わたしは泣いた。それだけでよかったんだよなあって。

それだけ。それだけでよかった。たった一言、すまなかったって言われたら。それだけで救われたのに。守ってくれとは言わない。だけどせめて、一言でいいから。わたしのことを、大切だと伝えてほしかった。給料出すから大人しくしてくれなんて、そんな言葉望んでなかった。ただ、ただ一言。すまなかったって、言ってほしかった。

 

物語がすすむうち、わたしは思う。なんでわたしは今の会社にいるんだろう。自分の好きを踏みにじられてまで、ここにいる必要はあるんだろうか。

 

「自分を悪く言うって事は、育てたお父さんやお母さんのことも悪く言ってるのと同じだぞ。自分自身の事を好きでいてくれ。」

 

自分を大切にできないこの場所に、いる意味はあるのだろうか。

 

憧れの職種。やりかけの仕事。他所から押し付けられた繁忙期で、止まったままのプロジェクト。大好きな部署のメンバー。ぶつけられた生卵。怒鳴られる会議室。大好きだった、仕事。

 

「大好きだった」と過去形にしかできないことに気付いた時、もうやめようと思った。もう、だれかの理不尽に押し殺されるのは嫌だ。わたしは、わたしの言葉を大事にできる場所にいたい。わたしだけの気持ちを、大事にしていたい。

 

「仕事、やめる」

 

そう口にして、つぶやいて。そうしたら、世界が急に明るくなった気がした。現在進行形の仕事のことは、この先考えたらいいや。パワハラおばさんのことも、悔しいけど、でもこれは負けて逃げるんじゃない。わたしがわたしらしく生きるための選択だ。

生き抜くための、反撃のビートを鳴らすんだ。

 

やめる。辞めたいじゃなくて、やめる。

下書きのつもりで退職願を書いて、ちょっと泣いた。下書きだから、メガネと玉ねぎの絵を描いた。愛ちゃんが、力をくれたような気がして嬉しくなった。

ありがたく休職はさせてもらうとして、書きかけのまま去るのは嫌だな。そこは上手いことならないかなあ。でも、やめる!ってきめたらすごく楽だな。明日から何言われても、もうやめるからって、そう思える。いやまあ、やられっぱなしは嫌だから、然るべき手段は取らせてもらうけど、それはそれとして。わたしの心をもうあの人に渡したくない。

 

わたしの心は、気持ちは、言葉は。わたしだけのものだ。

 

ありがとう、愛ちゃん。ありがとう、長谷部さん。

2人のおかげで、ちょっとだけ前に進めそうです。課題は山ほどあるし、きっとまた揺らいで、傷ついて、苦しむかもしれないけど、でも。わたしは自分でわたしを守ってあげると決めたから。わたしだけは、わたしの味方でいるって決めたから。わたしの人生のヒロインは、わたしだけなんだ。

 

とりあえず明日、あとちょっとだけ頑張れますように。明日は笑って退勤できますように。2人がくれたたまねぎ一個分の勇気を持って、生きていこうと思うんだ。

気付いたら1週間

おかしい。3話からもう1週間。1時間後には4話が始まってしまう…

 

ラストシーンに耐えきれなくて家を飛び出してから1週間経ちました。たぶんDVDがでたらわたしは真っ先にこの3話を見直すと思います。本当に本当に好きな回です。絆創膏……

 

時間がないから4話放送前にだだだっと箇条書き。

 

・長谷部さんが背負うもの、一生懸命な理由を「理解」した愛ちゃん、そのうえで役に立ちたいと笑う愛ちゃん。長谷部、頼むから早く気付いて…

・「その人の隣が似合う人になろうと思ったから」って言った長谷部さん、なにも背負っていない、ありのまま、まっさらな長谷部さんで、その長谷部さんからあの言葉をきけた愛ちゃんの幸せと切なさはいくばくか…自分自身の、まわりの、変化と戦い続けた愛ちゃんには何よりもの救いの言葉だったんじゃないかな…

・「どうして可能性を信じないの?」

・愛ちゃんにとって変わってしまったと思っていた宗介が自分の言葉を覚えていてくれたこと、それが宗介を支えていたこと、それがわかるだけで充分だよね。好きな人が自分との記憶を大切にしてくれていた、それ以上のささえないよ…

・絆創膏

・絆創膏

 

 

絆創膏!!!!!!!

 

思い出したらまた泣けてきたのでこの辺にしますがラブストーリー史で語り継ぐべき名シーンでした、絆創膏。え、ラストシーンですか?台風の最中に外に飛び出せって言うんですか……?

それでもなにかを信じた、貴方へ。

そうか、横綱になるんだなあと昼休みに筆をとっている。どうしてもこれだけは、短くても短くても言葉にしておきたかった。

 

照ノ富士というお相撲さんを知ったのは、いったいいつだったろう。おかしな話だけど、気付いたら好きだったというのが正しい。最初の優勝も、その前も、あの日々も、去年の夏も、今も。わたしが相撲を見るときはいつも、あなたがいた。

 

わたしが最後にあいにいった照ノ富士は、十両にいた照ノ富士だった。まさかあれからこんなに長い旅路になって、まさかあなたが横綱になる日がくるとは思わなくて。なんて言葉をかけるのが正解なのかなあと思い続ける日々だった。頑張れだけは絶対に違うことしかわからなかった。だって、あんなにも努力をして、歯を食い縛る照ノ富士に、頑張れなんて言えるわけないのだ。もう苦しいくらいに、切ないくらいに、頑張っているんだ。病気に、怪我に、踏ん張り続けるあなたに頑張れなんて口が裂けても言えなかった。

 

あなたがいつか話していたように、きっと、土俵の上にいる貴方を見られる時間が長くないであろうこと、こちらも覚悟をしています。だからこそこれからの貴方を、あなたが土俵の上にいる姿を、目に焼き付けていたいなあと思っています。

 

「『不動心』を心がけ、横綱の品格、力量の向上に努めます」

貴方が口にしたように、きっとこれから品格だなんだと品格が誰よりない某審議委員会が言い出したりするでしょう。でも、今の貴方を何も心配していません。だって、あれだけのことを乗り越えてきたんだから。ここまで、手探りでも、真夜中でも、生き抜いてきた貴方だから。だからきっと、だいじょうぶ。

 

去年の夏からずっと、「常識も非常識も 君とならば ぶち壊せるよ」という言葉について何度も考えてきました。あれはきっと、貴方の生き様なのだろうと今は心から思えます。そういえばちょうど、貴方が復活優勝したのはこの曲が世に出たと同じタイミングでしたね。不思議な巡り合わせです。

 

終わらないだろう? 終われないだろう?と師匠に鼓舞され続けてここまでたどりついた照ノ富士を本当に本当に尊敬します。貴方の生き方はまさに、手探りでも、たとえ明日がわからなくても、それでも何かを信じていたから、だからここまでこれたのだと思うのです。何度も破れて、何度も傷ついて、それでもやり直し続けた照ノ富士というお相撲さんをこの目で追いかけられて本当によかった。

 

どうかどうか、貴方らしい相撲を取り続けることができますように。どうかどうか、貴方が1分でも1秒でも長く、土俵の上で生きることができますように。

 

改めて、よく一番下からここまで戻ってきたなあと思います。おかえりなさい。

そして、横綱昇進おめでとう。怪我と病気にだけは本当に本当に気をつけてください。どうかどうか、毎日、毎場所、健康で、無事でいてください。ただそれだけを願っています。

 

横綱昇進によせて。

2021.7.21

切なさが痛い

まず今週も一言叫ばせてください。せーの、

 

 

指をさすな長谷部!!!!!

 

今週の長谷部さんもなかなかに絶好調な仕事馬鹿でしたね…不器用なんだろうな…不器用なんだよね…でも会議で指をさすのやめな…?砂時計ガンガンするのもやめな…?必死さが理不尽さに変換されているんだよな…編集部の皆さんに心配かけたくないものね、がんばれ長谷部。負けるな長谷部。タブレット野郎!!って言われて、わかってるから気にしてるんだよね…がんばれ長谷部…!腹は立つけど憎めない男…

 

さて、長谷部さんへの不平不満は全部愛ちゃんが空港でぶちまけてくれたので、あの、しんどかった話をしても良いでしょうか…いやでもほんと空港の愛ちゃんかっこよかったな。ソリの合わない人事に言いたい、「タブレットばかりみてないでもっとまわりを、人を見てください!」

そんなことはもうどうでもいいのでとりあえず横断歩道の話をしてもいいですか…?横断歩道…横断歩道のシーンほんとしんどくて。「よし出発!」で思い浮かぶのは愛ちゃんなのに、今の長谷部さんが想いを馳せる相手はりさちゃん…長谷部さんは本当に愛ちゃんが希望なんだなと思うと同時に、そんなに大事で希望なのになんで気付かないんだろう…しかも結果的にそれが、その浮かれポンチが愛ちゃんを縛り付けてるんですよ長谷部さん!!!りさちゃんがいてくれてよかったな!りさちゃんがいなかったら愛ちゃんは立ち直れなかったんだぞ長谷部!

正直愛ちゃんは樋口くんとくっついた方が絶対いいと思うんですよ、だって天ぷらをあんなに丁寧に…あんなに公私共に寄り添ってくれる人いないよ…

あとあの、特筆すべきはりさちゃん…りさちゃん…とりあえずりさちゃんの親は一発殴らせてほしいです。変わったことを悩む方向が違う愛ちゃんとりさちゃん…りさちゃんが弱ってるからあってくれる長谷部さん。気付いてくれた長谷部さん。そりゃ好きになってしまいますよ…あいたいけどあいたくなくて、いつか本当のことを言わなきゃいけないからあえないのに、でも長谷部さんは寄り添ってくれるから。もう長谷部さんはりさちゃんとくっついた方が絶対いい…

いやほんと、現状は!絶対長谷部さんはりさちゃんと、愛ちゃんは樋口くんとくっついた方が絶対いいの!でも!今のところ長谷部さんと愛ちゃんだけがお互いにおたがいしかみてないこと気付いてなくて、りさちゃんと樋口はとっくに2人の気持ちに気付いてるんですよ。そんなしんどいことあります!?長谷部さんが本当の気持ちを話せば話すほどりさちゃんは追い込まれてくの、ほんとにつらいです。長谷部さんがあの頃に戻る時みてるのはりさだけど愛ちゃんなんですよね。愛ちゃんもそう。愛ちゃんが本当の気持ちを話せば話すほど樋口くんは追い込まれてくんだ、愛ちゃんは長谷部さんしかみてないから…つらい…

そもそも長谷部さんも愛ちゃんもお互いが大事だから、お互いのことを愛しく思うからこそで本当に辛いです。愛ちゃんも長谷部さんもりさもちゃんみんなみんな自分を偽ってる時だけ素直で、誰かを思ってうそをついて、優しいうそで、つらい…

整理すると、まず愛ちゃんは初恋に理由はないという理論にプラスしてその理論以上に長谷部さんがずっと大好きで、ほっとけなくて、だからこそ身代わりをたてたしだからこそ理想の自分でいたいんですよね。長谷部さんのために。 長谷部さんも長谷部さんで長谷部さんのみている愛ちゃんはずっとヒーローで、ずっとずっと変わらない、優しいたくましい愛ちゃんなんですよね。

そうなるとやっぱりりさちゃんがつらい…りさちゃんは自分が愛ちゃんにはなれないことも好きになりかけてる長谷部さんが自分を通して愛ちゃんしか見てないことも気付いてる…つらい…

長谷部さんと愛ちゃんのお互いを思うがゆえに起こるすれ違いとそれを見てることしかできないりさちゃん…それぞれの誰かを思う気持ちに共感できるからこそ苦しいです。こんなに没入するとは思いませんでした。苦しいです。とりあえず明日りさちゃん派閥の上司と揉めるのは確定です。

ラストシーンのぶちまけ愛ちゃんと長谷部さんの対比がもうね…もう…横断歩道とか気になって確かめたくてぐしゃぐしゃになった結果の空港前の「総務部!」だったんですかね…傘も結構引っかかってたんだろうな…信じて疑わない愛ちゃん(りさちゃん)と、どこか面影ある愛ちゃんと。そりゃ混乱してラストああなりますよ…

早く気付けよと思いつつ、辛いです。難しい。切なさが痛い!もどかしい。みんなが幸せになってほしいよ…

陥落宣言

すっかり夏と梅雨の境がわからなくなる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。こちらは未だ梅雨明けせず、だけど猛暑日が続いて困っています。

 

さて。今日も貴方に土下座をしにきました。ごめんなさい。文が書けないと嘆き騒いでいましたが、残念なことに長谷部さんの好きだったところはありありと書けそうなのです。

 

ごめんなさい。もう負けました。長谷部さんに陥落です。

 

優しい貴方は読んでくれると信じて、甘えて羅列します。

 

実は長谷部さんがとてつもなく可愛く見えてきました。苦しいです。仕事に夢中でまわりが見えなくなる長谷部さん。タブレットに夢中で扉に激突する長谷部さん。かわいいです。完璧なようで抜けている、そんな長谷部さんが愛おしいのです。

空港のシーン。果てしなく許せない長谷部さんでしたが、でも愛ちゃんの経験に伴う実力に驚くのがかわいかったです。憎めないんだよな。もしかしたらこういうのを愛しいというのかもしれません。

 

フリスピーのところ、みました?あ、すいません。本間くんは消灯時間がありましたね。でもそろそろ卒業のはずですから、卒業したら見てください。フリスピーのシーン。さらっとりさちゃんの服装を気にかけられるところ。りさちゃんの前でだけ、ありのままの、壁のない長谷部さんになるところ。もしかしたら長谷部さんって、本当はただ不器用なだけで、それを努力でカバーしてきたから、だからこそああいう生き方しかできないのかもしれないなと思うようになりました。進歩というか、ずぶずぶ沈む音がしています。あまり言いたくないのですが、一年間あんなに憎らしかった耳かきを最近考える時間が減りました。不思議ですね。

オムライスの長谷部さん。価値観が一緒で嬉しい長谷部さん。早く気付けよと思う気持ち半分、このままりさちゃんと、何も知らないまま、嘘をついたままの方がいいのかと思う気持ち半分。長谷部さんが素直になればなるほどりさちゃんは鎧を被らなきゃいけなくなる。苦しいです。

それから、長谷部さんがふとした時「僕」というのにときめきを感じます。なんだかんだで総務部頼りなとこ。鬼会議やるくせに本物の幼馴染には気付けない浮かれポンチなとこ。…まずいです。愛おしい、かわいいと思う瞬間が増えてきました。今すぐ2話を見直して狂いたいです。たくさんの人から3話以降の約束された最高という意味の精神破壊の予告も受けています。貴方には本当に謝らなくてはいけません。たぶんもう、長谷部さんには抗えません。

 

本当に暑い季節ですから、体調にはお気をつけくださいね。それではまた来週。