優しい君だけに、わたしの過去の話をしますね。くだらない話です。きっとすぐに忘れてしまう。 わたしがうまれたのは、遠い雪国の寒い日のことでした。吐く息も白く染まる冬の夜の帳にうまれたわたしには、何もかも溶かしてしまうような、優しい優しい幼馴染…
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