君がここで笑うシーンが

いや、答えなんかはいいんだ ただちょっと

へっぽこおたくの卒業論文ー春のような恋の中で

すべてを投げ出す覚悟ができたので、書きます。

 

中島健人さんと出逢ったのは、2018年でした。

絶望感に打ちひしがれていたわたしを救ってくれたこと、生きる希望でいてくれたこと、本当に感謝しています。

 

貴方をこれ以上好きになりすぎないように、貴方から離れようと決めました。自分自身にすごく悔しい気持ちでいっぱいだけど、これはきっと『担降り』なのだと思います。

 

あの日、貴方が未来へ羽ばたくことを決めた夜。わたしは、素直に貴方を応援できませんでした。信じることができなかった。あんなに貴方の言葉に惚れ込んでいたのに、貴方の言葉がもうわからなくなってしまった。

ずっとずっと悩んでいました。貴方の背中を押せないわたしが憎くて憎くて仕方なかった。貴方の言葉を理解できない自分を、何度も恨みました。

 

このままでは、世界で一番好きな人を、憎んでしまう。

 

貴方に恋したこの日々を、塗りつぶしたくない。

変わりゆく貴方を、素直に応援したい。

前に進む貴方の、足枷になりたくない。

 

 

そう思って、貴方の研究者を、卒業することを決めました。貴方の言葉を、わかろうとするのをやめようと、そう決めたのです。

 

わたしは、貴方の言葉を理解したくて、おたくになりました。貴方の言葉を疑うようになってしまったのなら、もう研究者でいる資格はありません。わたしの言葉で塗りつぶしてしまう前に、この恋を終わりにしたいのです。

 

わたしはやっぱり残された側に想いを馳せてしまうから、残る3人を中島担を名乗ったまま応援することはできませんでした。3人の旅路を、素直に新しい色で彩れるように、一度筆を置こうと思います。

 

わたしはきっと、望まれる中島担にはなれませんでした。名脇役でいたい中島担など、きっと望まれていなかった。

 

けんとくん。

貴方を追いかけてきた6年間、わたしは世界で一番幸せだったと思います。本当に楽しかった。毎日言葉をくれた。毎日が春のようにあたたかくて、本当に本当に、楽しかった。

大嫌いな春を幸せにしてくれたのは、間違いなくけんとくんです。冬を超える楽しみを、希望をくれた。さくらを見る楽しみをもう一度教えてくれたのも、文を書く勇気をくれたのも、転職のきっかけをくれたのも、全部全部。この6年間、岐路に立つ時、いつだってそこにいてくれたのはけんとくんでした。

本間快くんに出逢わせてくれてありがとう。長谷部宗介に出逢わせてくれてありがとう。本間くんに出逢えた夏は奇跡でした。同居人亡き後、寂しい秋を生きられたのは長谷部のおかげです。本当に本当に、ありがとう。

 

美しすぎて目が眩むのだということを教えてくれたのも貴方でした。けんとくんはいつだって本当に綺麗で、眩しくて、わたしの希望でした。暗闇の中で見つけた、宝物のような光でした。

この文を書いている今も、あの夜、あの男がわたしを壊さなければ、貴方を愛したままのわたしでいられたのにと考えています。貴方を愛したままの、ありのままのわたしでいたかった。だけど、わたしは今、貴方が怖いのです。「男の人」だと認識してしまった。貴方が、怖いと思ってしまった。そう思ってしまった以上、もうこれ以上、中島担を名乗れない。貴方に申し訳なくて、名乗れない。この先受け入れられないかもしれないなんて思うくらいなら、貴方を傷つける言葉を放ってしまう可能性が一ミリでもあるのなら、離れるべきだと思いました。

これ以上、好きになりすぎないように。

もうこれ以上、貴方のことを、引き止めないように。

 

春のような恋を生きられたこと、たまらなく幸せでした。今だって幸せです。幸せだから、幸せなまま、あなたの一番好きな色でいられるうちに、去りたいと思います。Sexy Zone中島健人さんに出逢えたこと。貴方のうちわをふれたこと。すべてが幸せで、柔らかくて優しい日々でした。桜舞い散る春の中で、ひだまりの中で、本当に本当に幸せだった。

 

一番最後に、東京ドームで笑う貴方を見れて本当に本当によかった。Sexy Zoneでいてくれてありがとう。ここまで続けてくれて、本当にありがとう。

 

貴方のおかげで、たくさんの素敵なお友達に出会えました。たくさんの素敵な言葉に出逢えました。明日からもどうか、友達でいられますように。それを願うことだけはどうか、どうか許してください。

 

貴方のことがずっとすきです。だいすきです。

今もそう。これからもそう。明日からもそう。

貴方のことが、だいすきです。

 

だいすきだから、卒業します。

貴方のいない春を生きるために。散りゆく桜を見て、泣かないために。

 

 

明日からのわたしは、たぶん、ただのSexy Zoneのファンなんだと思います。あと、加藤さんの話をたくさんしているはずです。とても優しい小説家に、甘えていると思います。気付いたら加藤担になっていました。明日から一度、草鞋がひとつにもどります。もうひとつの草鞋の色は、春までに決められたらなあと思っています。

春からの私は、もしかしたら、ソロアイドル中島健人さんの担当を名乗っているかもしれません。ふうまくんの担当を名乗っているかもしれないし、しょうりくんの担当を名乗っているかもしれないし、そうくんの担当を名乗っているかもしれません。だけど、Sexy Zone中島健人担としてのわたしは、ここにおいていこうと思います。

 

さよなら、わたしの春色の恋。

 

溢れんばかりの愛を、貴方に。