君がここで笑うシーンが

いや、答えなんかはいいんだ ただちょっと

拝啓 中島健人様

今日だけ許してほしくて、わがままを、貴方の嫌いなところを、書き出してみたいと思います。

 

貴方に失望しましたなんて、この先の人生絶対思いたくなくて、貴方を嫌いになりたくなくて、受け入れたくて、書いています。涙で滲んでいることは内緒です。

 

けんとくん。ねえ、けんとくん。

 

アイドルを続けるの、Sexy Zoneじゃダメでしたか?なんのために改名するの?貴方がいなくなるから改名するの?これからもセクシーサンキューって言うの?脱退するのに?

ごめんね。卒業とは思えないよ。思えるほど、従順になれなかったよ。いつかこの日が来るって知ってたけど、知ってたからこそ、わからないよ。

 

貴方にとっての節目は、3人からしたら、この先の人生の中の一瞬でしかないんだよ。わかる?ねえ、けんとくん。こんな言い方したくないけど、30歳は平等にくるし、2024年に30歳になるのは貴方だけなんだよ。

 

貴方のすべてを否定したくないから、わからないよ。焼肉で決めないでよ。どうせなら、アイドル続けてくれるなら、東京ドームとかにしてよ。ばか。焼肉なんて書かれたら、こんな時まで好きになってしまうよ。

 

中島健人さんの「いつか還る場所」はSexy Zoneじゃなくて中島健人自身だった。それだけ。Sexy Zoneのなれのはては、5人をかかげたままバラバラになることだった。それだけ。それだけなのにね。苦しいし、悔しいね。あっけなくて悔しい。

 

ねえ、けんとくん。貴方の描く未来は、いつから1人でしたか?いつからやり切った気持ちでしたか?いつから、貴方が守ってきたセクシーを、譲る気持ちでいましたか?貴方にとってのSexy Zoneは、半年で決められるものだったの?ねえ、けんとくん。

 

薄々気付いてたよ。中島健人さんがわがままなこと。でもね、自分勝手な人だなんて知りたくなかったよ。嫌いになりたくない、なりたくないよ。今までの貴方をすべて理解した気でいるから、わかっているから、嫌いになりたくないんだよ。

 

けんとくん。こんな時まで貴方のシンメは貴方を守ろうとしていたし、誠実でした。それが苦しかった。嫌いになりたかった。いっそ出会わない方が幸せだった。

 

けんとくん。中島健人さん。

 

Sexy Zone中島健人さんにとって、足枷でしたか?荷物でしたか?貴方にとってSexy Zoneは、踏み台でしたか?

 

けんとくんにとって、Sexy Zoneは、誇りでしたか?

大切だって知ってる。わかってるよ。わかってるけど、でも、大切なら、せめて惜しんでよ。泣いてよ。なんでそんなに、すっきりした顔してるの?

こんな時まで、大好きな顔で、綺麗な顔で笑わないでよ。

 

大切なら、グループを止めるようなこと、しないでよ。勝手に諦めないでよ。手放したりしないで。そばにいてよ。おいてかないでよ。

 

ふうまくんを、しょうりくんを、そうちゃんを、

ひとりに、しないでよ。

 

これはわたしの、わたしだけのわがままです。今日で終わりにします。

 

けんとくん。

貴方に出会えたこと、Sexy Zoneの貴方に出会えたこと、わたしにとって一生一度の奇跡でした。貴方に出会えたこと、貴方に救われたこと、感謝してもしきれません。

 

春からの貴方を、どんな気持ちで追いかけるのかはわかりません。ごめんなさい。今はただ、寂しい気持ちを許してあげていたいのです。いつか必ず受け入れるから。追い風になるから、だから。

 

だから、今夜だけは、貴方を嫌いにならせてください。わがままを言わせてください。

 

わたしは、Sexy Zoneにいる貴方が好きで、「アイドルのSexy Zoneの貴方」が、なにより、なにより大切で、特別で、大好きでした。貴方に出会えたこと、Sexy Zoneの貴方を追いかけられたことは、人生の誇りです。

 

ここまで続けてくれてありがとう。

どうか、どうか。

幸せでいてください。