君がここで笑うシーンが

いや、答えなんかはいいんだ ただちょっと

担降りと仏像

そもそもなのだが、おたくはなぜ担降りをするんだろう。新しい自担ができた。あらゆる理由により嫌いになった。えとせとら、えとせとら。

ちなみにはてなブログのタグにおける担降りの解説はこうである。

 

アイドルファン(主にジャニーズのファン)が、最も熱心に応援しているメンバー(担当、自担)のファンであることを辞めること。多くは、より好きなメンバーが現れたことにより、そちらにリソースを振り向けたいためであり、ジャニーズファンそのものを辞めるわけではない。つまり、自担を変更するといった意味に使われることが多い。

 

はた、とわたしは立ち止まる。そもそも、自担とは?

 

またはてなブログタグを見てみよう。

自分が担当、すなわち好きな、または応援しているメンバーの事。

 

 

さて。そもそもである。

中島健人さんはわたしにとって研究対象であり自担ではないような気がするのだ。つまりわたしに「担降り」はたぶんこない。あるとしたら自分自身の中島健人さんの研究を辞める自己都合退職くらいである。それは担降りではない。研究を辞めるだけだ。

 

いやまあ自己都合退職は今まで何度も考えている。

なぜならわたしを視界に入れてほしくないのだ。たぶんわたしのこれは担降りではない。なぜなら中島健人大先生はいつも変わらずそこで微笑んでいるからだ。変わっていくのはわたしだけ。

そもそも!!!!!そもそも!!!!!

中島健人大先生にはわたしのようなクソモブを視界に入れないでほしいのだ。隣の一緒に入ってくださったフォロワーだけみててほしい。フォロワーはかわいい。戦闘力500万くらい。隣のわたしは戦闘力3。何が言いたいかわかってもらえただろうか。とにかく!とにかくわたしは視界にいれないでくれ頼むから。こんなやつれた限界社会人を見ないでくれ……

わたしにとって中島健人大先生は仏像なのだ。仏像であり、神様であり、ご本尊。すなわち「拝む」存在なのである。だからわたしは一方的にあなたに祈りを捧げ平穏を願うがこちらにリアクションはしないでほしいのだ。何を言ってるかわからないだろうが仏像に「微笑め」とは願わないだろう?そういうことである。存在がファンサ。

つまり。わたしはただの拝観者だ。拝観料を払って中島健人というご本尊をみにいく。そして中島先生の功績や言動を研究し、後世に伝えていくのがわたしの仕事である。わたしは中島健人を学問にしたいのだ。

そのご本尊に向かって、なにが「担当」だ!!!!!あなたは仏像に「これわたしの自担〜」というか?言わないだろう!?だからそもそも中島健人さんはわたしにとって自担ではないのである。担当なんて呼べない。なにが自分の担当だ。崇め奉るべきご本尊に、なに担当とか言ってるのだ。中島健人大先生の解説担当の学芸員でもない限り、中島健人大先生に「担当」という言葉を使うべきではない。『研究対象』だから!!!!!

 

まとめると、そもそも拝観者とご本尊という関係であるため「担当」という概念がなく、それゆえ担降りも存在しない。たとえ、何かの間違いで中島健人さんを嫌いになる日が来たとしても、きっとわたしは担降りなんてしない。あとたぶんわたしが貴方を嫌いになるのにきっとあなたは関係ない。どうせ変わるのも変わらないのもわたしだけなのだ。なぜなら仏像は毎日変わらず我々の馴染みの場所にあるから。自己都合退職はあれど、担降りはないのだ。たぶん自己都合退職の理由は今から想像がつく。好きだから、視界に入れてほしくないので。

 

さて。何を書いているんだろうか。わたしもよくわからなくなってきた。ただこれだけは言える。世が世ならわたしはたぶんオーダーメイド仏像を作ってしまっていただろう。

ちなみにわたしは中島健人さんに出会うまで仏像のおたくをしていた。2時間並んで博物館に入り、ほぼ一日中同じ仏像を前にしていたこともある。あまりに煌びやかで泣いたこともある。以前いとうあさこさんが「花鳥風月という言葉があるだろう。人は花見て鳥のさえずり聞いて、風感じで最後月見て死んでいくんだ」と言っていたけれど、わたしは仏像を花のような可憐さがあり、中島健人は風の人だと思っている節がある。花鳥風月を噛み締めて生きているのだ。

ついでなので、わたしが仏像に狂った経緯でも話そうか。GANTZの千手観音にときめきを覚えてしまったのだ。そんなわけで、千手観音および仏像に狂い始めたのである。

e国宝という素晴らしいサイトがあって、そこでは貴重な品々を一覧で見ることができるし、今いらっしゃる場所も確認できる。あなたもぜひ一度見てみてほしい。わたしが最も気品と煌めきを感じる木造如意輪観音坐像も掲載されているので。夜中の停電して蒸し暑い最中に任せて書くが、わたしはこの木造如意輪観音坐像の説明文がずっと気に入らない。『ただし腕の一部が後補のものに換わっており、若干バランスを失っている点が惜しまれる。』というのだが、それが木造如意輪観音坐像の歴史と重みの象徴なのではないか……!!!といつも思う。人間の勝手なバランス感覚で惜しむな。

 

さて。勢い任せの2000字にお付き合いくださり本当にありがとうございました。本当になんだろうこの文章。最終的に国立博物館に行きたくなってきました。よかったらわたしと仏像巡りにいきませんか。

 

 

 

 

 

きっと、花火のような恋だった。ーSexy Zone『ザ・ハイライト』に見る永遠と刹那

Sexy Zoneの『ザ・ハイライト』がリリースされました。おめでとうございます!!

やりたいことを自由に楽しそうに音楽を紡ぐSexy Zoneが大好きなのですが、今回のアルバムはまさにやりたいことを思うがまま自信を持って作り上げたのであろうことが伝わってきて、とっても誇らしかったです。本当に本当に、優しくて、まっすぐな子達なんだなあと痛感しています。

 

さて。勝手に全曲レビューをする前になんとなくの全体を通しての感想をまず書き残していこうと思うのですが、夏のもつきらめきと切なさをぎゅっと凝縮したアルバムだなあと思っています。ちゃんと夏のツアーに合わせてくれたのかなあって感じがするところが本当に誠実で好きです。花火が上がる前と上がったあと。ちょっとだけ火薬のにおいがして、切なさがつのる夏の夜みたいなアルバムだなあと思います。

学生時代、夏休みにだけ許される田舎での日々。大人になってからの、刹那のように過ぎる夏。夏がゴールだった人たちと、夏がスタートだったけど続かなかった人たち。そんな夏の抱える刹那性と永遠性を見事に溶かしたアルバムだなあと個人的に強く思うのです。

 

そんなわけで、音楽知識の欠けたふわっとしたレビューにお付き合いいただけましたら幸いです。

 

 

1.Forever Gold

Where we go we don't know who to call
何も知る術もなくて
最低でも最高だった
蒼き日々たち

コンセプトがちがちに固めたアルバムって時に歌う側の変化を直視できずに離れてしまう人が必ず出てくるし、変化を嫌う層は必ず出てくるはずですが、これまでのザ・ハイライトについてのコンセプトをきいて不安になった人間を吹っ飛ばすリード曲がForever Goldなのだと思います。

なんてってたってその出だし、『Where is the Love?』なんですよ……ぶ、ブレてねえなSexy Zone……君たちはいつだって愛に対して誠実でびっくりしてしまう。それから、10周年を迎えたSexy Zoneが「振り返るハイライト 見上げてみたんだ」って歌うのすごい素敵だなあと思うのですよ…………なんかこう、周年を終えて改めて見つめ直して歩き出していくのがとても良い。なによりその答えが『Forever Gold』なのも。2番の歌詞がまるで自分たちを鼓舞するようになっているのも好きです。このアルバムは聴き手にハイライトを想起させるものであり、Sexy Zoneのハイライトを振り返るものでもあるんだろうな。80年代を実際に生きていなくても、『最低でも最高だった蒼き日々たち』は誰にでもある。ただレトロをなぞり振り返るのではなく、自分たちのこれまでのハイライトを振り返る意味もあると提示している清々しいリード曲。

この曲の登場人物たちの振り返るハイライトはきっと『駆け抜けた Teenage Dream』で、それを年を取り孤独になっても眩しいものとしても捉えているところにこの曲の切なくも眩しいものが詰まっているなあと思っていて。ともすれば恥ずかしすぎて思い出したくもないものになってしまうあの頃を『ダサいなりに本気だった 甘い日々たち』と捉えているところもすごくいいなあと思います。きっとこのアルバムは『駆け抜けた Teenage Dream』を振り返っていくんだろうなとわくわくする。おばあちゃんちで古いアルバムを開いたちょっとくすぐったくてわくわくする気持ちを味わえる、懐かしいのに新しいリード曲だなあと思うのです。

 

2.Desideria

蜜月な指先
奏でる Beat - much better better
踊り出すshadow ah
覗き込む窓のムーンライト

とりあえずSexy Zoneさんにお願いなんですけどあんなにぬるっとJazzin'parkからの提供であることを発表しないでくれ……こちとらずっとJazzin'parkとSexy Zoneの交点を待ってたんだからさ……あまりにさらっと発表されたから腰を抜かすかと思った。

Desideria、どことなくいつかのSMAPぽさがあるんですけど、でも歌っているのは確かにSexy Zoneで脳がバグる。とりあえずライブでめちゃくちゃ踊ってほしいです……頼むから踊ってくれ……ただおしゃれな曲ではなくて、ちゃんと『Sexy Zoneのおしゃれ』を作り上げてきたところがたまらなく好きです。

一夜の過ちのような危うさと、夏の夜の異常なまでの解放感が詰まった曲だなあと思っています。だけどタイトルは「憧れ」なわけで。昨日までの自分を捨て憧れの夜を過ごせたのか、はたまた憧れは憧れのままなのか。たぶんこの衝動的な憧れに向かって走るのが許されるのってある種夏だけの特権なんですよね。夏が終わったらきっとこの憧れからは遠ざかってしまう。こんなにもおしゃれなのに刹那的な危うさが漂うのずるいなあと思いながら聴いています。

 

3.THE FINEST

It's like that “MOTOWN MOVE”
踊って見せて
世界中が夢中
まるでmovie star
Dress center dress, chin up
March to where the party is at
君はいつもtop billing
The crowds are always going wild

ポテンシャルお化けのSexy Zoneさんがやりやがったぞ……う、歌えるんだこの曲を!?ってめちゃくちゃ失礼な感想を抱いてしまった。彼らにありそうでなかった系統の曲だなと思っています。わたしはバブルを知りませんがバブルの時代の再現によくあるネオンライトと世界が回る感じってきっとこの曲の世界観なんじゃないかなと思っていて。全盛期の工藤静香が脳裏をよぎる感じというか。この曲をスーツを着て歌わないか?Sexy Zone。この曲、ただの洋楽かぶれじゃないし腹立つくらいいいんだよな……あとこれはこのアルバム全体を通してずっと言えるんですが佐藤勝利さんが大暴れしていて最高です。佐藤勝利さんの声がいい感じに夢と現実の狭間を漂わせている。儚いのに力強い声がこのアルバムの世界観をより具現化しているなあと思います。

曲の繋がりの話をすると、おそらく『見つめるほど あきれるほど 互いにおちてゆく Magic』は見事に成功したのでしょう。だからただの憧れで終わらずに最上級の夜に変わっている。「ねぇこのままずっとそばにいて」が湿っぽい祈りではなくあくまで欲望的なさらっとした祈りで、それでこの曲が終わるのすごく夏の短い永遠を表していて大好きです。80年代のトレンディドラマの主題歌でしたねたぶん。

 

4.夏のハイドレンジア

初めての恋が 初めての愛に
確かに変わっていく 今

言わずと知れた「彼女はキレイだった」主題歌なわけですが、曲とのつながりでいくとあの、あの長谷部が大人な恋をしている…!?と一瞬バグを起こします。でもたぶん長谷部に一夜の過ちみたいな恋はできないので、アルバムの夏のハイドレンジアは間違いなくシングルよりももっと大人な、落ち着いた恋なのだと思っていて。たぶんこのハイドレンジアの僕はたまねぎでプロポーズしませんしどでかいカフェラテ注文しない。

危ない恋が落ち着いたあと、危うさまみれな恋が優しい雨の中で確かな愛に変わっていく。これまでとは表情の変わった、アルバムに入ったことで大化けしたシングル。シンプルにアルバムの曲順でここまで夏のハイドレンジアから長谷部の香りがなくなって落ち着いたあたたかな恋になるとは思っていませんでした。長谷部……このスマートさを見習おうな……

ここに夏のハイドレンジアがいることで、この後の数曲に意味やつながりを持たせてくる曲順が確実に知能犯の仕業でぞくぞくします。シングルの夏のハイドレンジアのゴールは間違いなく再会と恋の成就でしたが、アルバムの夏のハイドレンジアは確実にその先を見据えているのもすごく好きです。

 

5.Iris

「綺麗な色だね」って Iris 指差して Yeah
どんな仕草も 心、掴んでった

 “友達から” 始まった One way love

個人的にザ・ハイライトの中で一番好きです。すごく好き。『僕の最初で 最後のヒロイン』が『お互い支え合って 誰よりわかってる関係に出会えたなら 運命以外ないね』とより確実で優しいものになっていく。着実に友達から始まった恋が進んでいく。きっと彼らは夏がゴールだったのでしょう。

Sexy Zoneのラブソングは基本的に優しくて、ぽかぽかしたひだまりのようなあたたかさがあると思っているんですが、まさにIrisはその象徴のような曲だと思います。あとこの曲はパート割が非常に良くて、中島健人さんに「誰かの恋愛論とか 流行りの占いの結果とか関係ない それより信じるのは この気持ち」を授けてくれた人に金一封をさしあげたい。中島健人さんは『I believe in my future』の人なので……あと中島健人さんの咳払いをよくおさめてくださった……ありがとうございます。

突然限界健人担みたいなレビューを書いてしまいましたが、Irisだけでブログかけるなと思うくらい本当に好きです。「燃えるような恋じゃなくて ただ同じ瞬間 シェアして Slow なリズムで 歩こう 雨のち風のち晴れ」とか本当に大好きなSexy Zoneだなあと思うのです……本当に優しいラブソングが似合うね君たちは……あと「重ねた Days を 振り返ると
いつも笑顔の 君がいた」を中島健人さんに授けた方、再度金一封をもらってください。毎日ブログを更新してくれる中島健人さんにそんなこと言われたら説得力が増すんですよ。はじめて中島健人さんに「結婚」の影を見出してしまった。いい加減にしてほしい。わたしの記憶の中のあなたはいつだって笑顔です……とない記憶を見て泣いてしまうので。

 

6.SUMMER FEVER

爆音の Radio hits
Door manにも Give a wink
当分は帰らない。 OH yea
キミの名の Cocktail で
終わらない夢を見たい
準備はいい?
Yeah this is SUMMER FEVER

はじめて聴いた時に「バカ!?」って声に出してしまった。この「バカ!?」は良すぎて腹が立ってしまったときの「バカ!?」です。もうね、うらやましいに尽きるんですよ。うらやましい!ずるい!ちょっと懐かしいのに新しい感じ。みんなが推しでみたいやつ。わたしもSexy Zoneのおたくなはずなのにずるい!!って思ってしまった。なんか、うん。みたいの全部やっちゃうんだもんな…Sexy Zoneって……

久々の夏のツアーで「今年の夏こそ 僕らのモノ」なんて言われたらひれ伏してしまいますね。夏も、四季も、Sexy Zoneのものだよ…………全部全部君たちのもの……ライブのどこに来ても「かーっ!!」ってたまらなくなる未来が今から見えています。

 

7.Story

真夏の夜の Story 奇跡を願う様に
手繰り寄せた光 君に ただ届いて欲しいから
大切な人に 心から贈るよ
この愛はずっと 変わらないよ

「信じたいんだ二人 運命にただ引き寄せられたって 僕だけの Heroine 夏を描いて行こうよ この物語よ 終わらないで」が本当に……よくて……夏のハイドレンジアに「出会えた日から僕の物語は始まった  君とともに続きを綴りたいんだ いいかい」って大好きな歌詞があるんですけど、たぶん夏のハイドレンジアの2人の物語のゴールはここなんでしょうね。晴れ渡るフィナーレは「ただただそばにいたい ただただそれだけでいい」という祈りで迎えられたんだなあ…いろんなことを放り投げて、ただただそばにいたいって願うのって相当勇気や気力がないとできなくて、それができるところにたどりついたんだなあって噛み締めてしまいます。お祭りの後、花火のにおいが残る砂浜で聴きたいです。

あとこれは絶対に書き残したいんですが「ふいに夏の匂いを夜風が運ぶ 月明かりのSpotlight 君を照らしてる」の松島聡さん良すぎて腹が立ってきます。君は本当に歌える人だな松島聡さん……

この曲がハイドレンジアのあととかラストにきたら絶対に泣いてしまうな……なんにもいらない。「ただただそばにいたい ただただそれだけでいい」、それだけでいいんですよ。大事な人への愛を表す言葉は……

 

8.Eliminator

I'm a ruler 排除する baddest man
You're a watcher 焼き付けな imitation
ほら一切合切覚悟決めな 

拍手喝采奪うは we are

Sexy Zoneに聴きたいんですけど君たちに歌えない系統というものは存在しないのかい?さっきまで優しい夏の恋を紡いでいたのに急にかっこよくなってしまった。君たちは本当に情緒殺しがお上手で……

これは完全に個人的な感覚なのですが、この曲のようなサウンドに時々耳が酔うというかしんどくなってしまう時があるのですが、見事に歌いきってくれたのでそれが起こらずに最後まで聴けました。ありがとう。

夏の刹那的な危うさはまさにこの曲に凝縮されていて。よく歌詞を見るとそうとう挑発的なことを言ってるからたまらなくなる。普段にこにことしている彼らから飛び出す「ほら文句も評論も burn it up now」とか、「あんま興味ねぇな 他人の世界」とか、ぞくぞくしてきます。ザ・ハイライト発表時から囁かれてきた罵詈雑言にきっちり返してきていてそういうところが本当に好きです。やりたいことをやりたいようにやってほしい。「こちとら愛を持っておもてなし」な人たちだと知っているので。

 

9.Freak your body

So freak your body all night, body all night
望むまま
We can do it all night, Do it all night
後ろから
本能のまま
求めあえば
恥じらいなんていらないでしょう?

はじまってしまいました、夏の危うい恋。フルスロットルな夏のはじまり。刹那のように過ぎる夏の一瞬の快楽。あまりにも正しい夏のアルバム。

この曲はもう「かっこいいな…」以外の語彙が見つからないので早くライブで見せてほしい。映像付きで見てとやかく言いたいです…語彙が死滅するパワーがある曲なので……とにかくこの曲が入ることでザ・ハイライトはあまりにも正しい夏のアルバムになってしまった。菊池風磨さん、お願いだからライブで見せてくれ……バビンバビンなSexy Zoneを見せてくれ……

 

10.休みの日くらい休ませて

あぁわかってるよ 甘いこと言ってるって
でも声にだせば

少しだけ楽になれる気がしてるんだ

別名社畜のテーマ。あまりにも心当たりがありすぎて楽しい曲なはずが逆に泣けてしまう一曲。「休みの日などあろうものか 本当の意味での心身ともに休まる憩いのユートピアはどこ」とかもう泣けてしまう……というか夏の刹那的破壊衝動のあとにこの曲はもう現実突きつけられて情緒……情緒が壊れてしまう……とにかく黙って聴いてくれ……泣けた人はみんな仲間です。がんばろうね……

 

11.LET'S MUSIC

わがままでも良いじゃん 今日は
燻ったまま Do dance, All night?
触れ合う心と心で Bounce
言葉はいらないだろ Open door

いかにもアルバムから生まれた新曲です、みたいな顔してますけどこの曲はシングルなんだよな……あまりにもザ・ハイライトのために生まれてきたような顔をしているから忘れてしまいますが君はあくまでシングル曲なんだよな……お前さんは透明人間かなんかなの?と首を傾げたくなってしまいます。それくらい馴染んでる。休みの日くらい休ませてのあとにレツミュぶちこんだの天才だと思います。

 

 

12.Summer Ride

誰かに似た君じゃなくって
君らしくしている君が好きだよ
あぁどうしてもっと早く 気づけたら
追いかけよう 間に合うならば

わたし、この曲をはじめて聴いた時に大泣きしたんです。はじめてなのに懐かしくて。

菊池風磨さんが「STUTSくん提供曲『Summer Ride』は、俺毎日聴いてます。ちょっと一昔前の雰囲気でシティポップな感じ。90年代後半から00年くらいのSMAP兄さんっぽさがある。エッセンスとしては僕ららしさもある。SMAP兄さんの曲は全部素敵なんだけど、90年代後半から00年くらいの感じが好きで」って言った日から本当に楽しみにしてました。SUMMER RIDE、あのねえ、確かに90年代のSMAPなんだけどSMAPには歌えないタイプのSMAPだなあって。ちゃんとSexy Zoneの曲なんです。でもね、懐かしくて寂しくて、うらやましい。うらやましいです。いつだって音楽を突き詰めて、自分たちが一番みたい自分たちを表現しているSexy Zoneがうらやましいよ。

「誰かに聞いた僕の噂は 僕の口から伝わって欲しかったよ」が苦しくて、どうしても切ない夏を思い出してしまうんですが、きっと今年はSexy Zoneのおかげで楽しい夏になるんだろうな。「誰かに似た君じゃなくって 君らしくしている君が好きだよ」ってわたしからも彼らと彼らに届けたいです。 

 

13.Dream

繋いだままで
いれたらいいね
何度離れ離れになっても
慣れない世界で君を見つけて
それだけで何もいらないでしょう

 

それじゃさよなら
僕らのたわいない日々よ
たとえどこかで会えたとしても
そっと目を逸らして
また歩き続けるでしょう
夢みたいに綺麗に消えて...

「今回歌割りが完璧だと思う。聡ちゃんも勝利もすごく良い味だしてるし、僕もすごく好きな曲なんでハマれてたらいいなと思ってるし。中島さんのDメロもすごく良いし。で、中島さんのDメロいったあと僕落ちサビ歌わせてもらってるんですけど、正直俺こんなこと言いたくないし、こう、なんていうの…変に…ようするに…セット推しっつーの?セット売りっつーの?菊池と中島っていうのを推したいわけじゃなくて、中島Dメロからの菊池落ちサビ正直半端ないっす、これ。この曲を歌わしたらどこにも負けないと思うってくらい良い」

もうね、いつかのラジオで菊池風磨さんが言った通りというか、ほんとあの……なんだろうな……余計な言葉を言いたくないくらいいい曲です。これからわたしが書くこと読まなくていいから聴いてほしい。「この曲を歌わしたらどこにも負けないと思うってくらい良い」、その通りです。

わたしはこの曲を夕焼けの時間帯にききたいです。夕焼けと夜のあいだ。この世で一番寂しい時間にきいて、暗闇の中で泣きたい。なんかもうね、この曲にコメントはいらないんですよ……わたしが何を言っても「君と僕にしかない この野暮なやりとりも 夢みたいに綺麗に消えて」しまうから。

余計な話をすると、中島健人さんは夏の恋を永遠にできるけれど、菊池風磨さんは夏の恋は夢のまま終わらせてしまうんですよ。夏の身を焦がす恋のゴールを「それじゃさよなら 僕らのたわいない日々よ」で終わらせていくSexy Zoneが大好きです。

Dreamだけでブログが書けてしまうくらい好きなのですが、菊池風磨さんが言う通りDメロからの落ちサビがね、本当にね……結局この曲のふたりはまた会えたのでしょうか……「何度離れ離れになっても
慣れない世界で君を見つけて それだけで何もいらないでしょう」と永遠を願いながらも「たとえどこかで会えたとしても そっと目を逸らして また歩き続けるでしょう」とそれが叶わないことを知っている。今回のブログのタイトルを「きっと、花火のような恋だった。」にしたのはこの曲が本当に花火のような消えてしまう、でも永遠に記憶に残る花火のようで、それがあまりに綺麗でたまらなかったからです。「放り出された恋の行方は静かで 君が笑うたびはじけ舞い上がる Everyday」とか本当に本当に、夏の夜の静けさを思い浮かべてしまって…夢のように消えてしまう人の心当たりも、野暮なやりとりの心当たりも山ほどあって、切なくて、苦しくて。この曲を歌う好きな人の背中を、目に焼き付けたいです。

 

14.Ringa Ringa Ring

What should we do?
Ringa Ringa Ring, Ringa Ringa Ring
Ringa Ringa Ring, Ringa Ringa Ring
恥ずかしいなんて言わないよ Baby
君からの電話 待ってるだけじゃ想いは
どうしようもないくらい膨らんでしまうよ

間違いなくはじめましてな楽曲なんですが、確かにわたしはこの曲を知ってるんですよね……知ってるのよ……懐かしいのよ……

色々な夏を経た先に「もっともっと知りたいよ君を 
もう少し話してたいよ」にたどりつくのがすごく好きです。この曲が一番最後なことで彼らのハイライトはすごく優しくてあたたかなものなのだと実感できるのも素敵だなあと思います。この曲のふたりもいつか、『駆け抜けた Teenage Dream』だったと振り返る日が来るのかなあ。その日が奇跡を願うようなものならいいな。

どことなく秋へと移る香りがするこの曲が一番最後にいてくれてよかった。希望がある。いつかこの曲のふたりの電話も、ハイライトに変わる日が来るんだろうな。そんな未来が想像できるのもすごく愛おしいです。

 

 

 

というわけで、好き勝手にSexy Zone「ザ・ハイライト」について書きました。ツアー、本当に楽しみです。

いつかこのアルバムも、誰かのハイライトになりますように。夢みたいに消えてしまったとしても、誰かの記憶に残るものでありますように。

そんな気の早い七夕の願いごとを記して、終わろうと思います。長々と読んでいただきありがとうございました!あなたの夏に幸あれ。

拝啓 中島健人様

特に意味はないのですが、栄養ドリンクを放り込んでもなにか疲労が抜けない水曜日を過ごしており、縋るように貴方のことを考え言葉を紡いでいます。

 

さて、あの日、一目惚れして熱を出したあの海の日から、随分時が経とうとしています。

正直なことを言うと、こんなに長く貴方が好きだと胸を張って生きれる日々が続くとは思ってはいませんでした。きっといつかどこかで、貴方を怖くなってしまうんじゃないかと思っていました。

 

わたしにとってけんとくんは、光の人です。他のだれがなんと言おうと、貴方が貴方の見せ方を変えようと、わたしにとってあなたは光です。

ふとした時、わたしはいつだって貴方に救われています。貴方の紡いだ言葉に、ギリギリで立たせてもらっています。

たとえば、「ちょっとみんなごめんなんだけど、スモーク焚かれた瞬間におれ自分のことを神々しい神だと思っちゃったのね」といういつかのラジオ。仕事でミスをするたび思い出します。けんとくんが神じゃなかったら神も仏もねえなと駄々をこねてしまいそうになりますが、まあけんとくんが神様ならきっとこれくらい仕掛けてくれるだろうなと思うのです。

たとえば、いつかのごはんの動画。昼休憩の時によく見ています。貴方となら、ごはんを食べれるような気がして。そんな風にして乗り越えた一人きりの食卓が何度もありました。

たとえば、夏のハイドレンジアの出だし。わたしは時々パニックになって使い物にならない時がありますが、そんな時でもあの出だしのけんとくんを聴くと体の力が抜けます。口ずさみながら泣いた日もあります。貴方の優しい声に、たくさん支えられてきました。

 

貴方は、光です。優しくて眩しい、愛の人です。

「美しすぎて目が眩んでしまう 今も劣等感に縛られて生きている」とは貴方のことなのだと思っています。貴方を見ていたら、わたしはあなたのまぶしさに自分が嫌いになる日があって、それが理由で担降りするのだと、あの夏の日から、はじまりの日から既に、貴方にさようならを言う日を考えて生きてきました。

 

わたしは、たぶんろくな人間じゃありません。かわいくないし、綺麗でもない。もの覚えも悪いし、今朝も昨日仕事でやらかしてしまったのではと怖くなって起きました。去年さまざまなことがあって、わたしが代わりになれたらいいのにって何度も思いました。この世にわたし以上にどうしようもない人間はいないと思います。崖の一番下で、ギリギリ生きているような、そんな情けない人間です。

 

だけど、ひとつだけ誇れることがあります。

貴方を好きだということです。

人生に誇れるものなんかないけど、貴方に出会えたことだけは、けんとくんを好きな私だけは肯定していたいんだと、そう思っています。

 

確かに、貴方のまぶしさはすごく怖いです。本当に怖い。焼き焦げてしまうんじゃないかと本気で思う日があるし、理解できなくてそんな自分が嫌になってしまうことも多々あります。

でも貴方のもっと怖いところは、それすら許容してしまうところです。怒ってくれていいのに。突き放してくれればいいのに。貴方はドライな言葉を投げるようで、実はだれより思慮深い。優しい、優しい人だと思うのです。

 

世の中には、さまざまな情報が溢れています。隣の芝生が青すぎて、余計な連鎖をうむことだってあります。頭の中の処理がおいつかなくて、微妙な音がする時もあります。現に今日は朝からずっと錆びています。

だけど、貴方を見れば。貴方の言葉に触れれば。不思議なことに、その一瞬だけは、上手に息ができるのです。そんな人に出会えたこと、幸せだなあと思います。嫌う努力をする必要があるのではと考えてしまうくらいに好きな人に出会えたこと、これ以上の幸せはない気がしています。

 

現に今、貴方に当てのない手紙を紡いでいたらなんだか頭の中が掃除されたような気分になってきました。苦しいこと、悲しいこと。忘れたいけど忘れちゃいけないこと。なかったことにしたい別れ。ぐるぐると渦巻いて傷をつけていたガラスの破片が、綺麗に片付いていった気がするのです。

 

世間は勝手なことを言います。たぶん、貴方にとってわたしも『世間』です。だけど、貴方の選んだ道が正しいのだと思います。貴方が正しいと思うなら、それは公序良俗に反しないこと以外すべて正しいことだと思うのです。貴方が世間に負けてしまわないように。貴方の信じる力が、他の何かに汚されぬように。そう願っています。そしてあなたならそれができると、信じています。わたしが貴方に抱いているのはたぶん、全肯定ではなく、全幅の信頼なんだと思うのです。

 

つらつら好き勝手に書いた手紙を便箋にする勇気はないから、今日はひとまずネットの海に瓶に入れて流してしまおうと思います。貴方に届かなければいい。届かなくていいのです。

 

再来月、わたしは一年ぶりに貴方に会うことができそうです。また大好きな背中を見れるのだと思うと、今からすこしそわそわとしています。伝えたい時はその時に、貴方にすべて届けて帰るつもりです。

 

どうかどうか、貴方の信じるものが貴方の信じたまま輝くことができますように。長い長い旅のすべてが、必ず愛おしい記憶に変わりますように。

 

貴方の見ている世界が優しいものであるよう願って、このあてのない手紙を終えます。

 

 

 

 

「現実の菊池風磨さん、触れたら壊れそうで。詐欺師とは全然違いました」ー勝手に5000字ちょっとインタビュー vol.2ー

・はじめに

まさかこんなに早く2人目のインタビューをお届けできるとは思わず、ふわふわとした気持ちではじめにを書いています。

さて、このインタビューは、『わたしたちが日々を生きていく中で、「アイドルがアイドルになったきっかけ」を知ることがあっても、「おたくがおたくになったきっかけ」「そのジャンルにたどりつくまでの半生」って、お互いに話さない限りあんまりしらないよね』 という素朴な会話から、立ち上がったものです。

おたくがおたくになるまでには様々なドラマがあって、それをどこかに残しておくことにはなにかしらの意味があるのではないか?という漠然とした名もなき命題を突き詰めるべく、まずは目の前のおたくの半生をたどることにしたへっぽこおたくの小さな旅路。今回出会ったのは、マッチングアプリ菊池風磨似の男に騙されてキレ散らかした結果菊池風磨のおたくになった』という方。これだけ聞くとなんだか複雑なような気持ちになりますが、そこには長い長い旅の終わりの果てに見つけた、楽園のような景色がありました。

このインタビューが、あなたが推しへの想いを再確認するきっかけになりますように。

5,000字ちょっとの物語に、お付き合いいただけましたら幸いです。

(もしもインタビューを受けてみたいという方がいらしたら、ご連絡くださいませ。事前シートをお送りします)

 

 

 

・今回お話を聞かせてくれた方

P.N いちじくさん

自担 菊池風磨

菊池さんに出会ったきっかけ:「マッチングアプリ菊池風磨似の男性に騙されて」

 

 

 

 

〜勝手に5000字インタビュー vol.2〜

 

 

「お前に菊池風磨の何がわかるんだよ!!って、

スクランブル交差点を泣きながら走ったんです」

詐欺の先に見つけた、希望の日々

 

ー言える範囲で、自己紹介をお願いします。


「新潟で営業の仕事をしています。社畜です。」


ー早速なんですが、菊池風磨さんと観音坂独歩のおたくをしているんですよね?(注:観音坂独歩…ヒプノシスマイクのキャラクター。シンジュク在住の社畜。)


「そうです。つぐみさんとは独歩のアカウントの方で出会って、もくりにもたくさん付き合ってもらって…いつかお会いしたいなあと思っていたので今日をとても楽しみにしてました。」


ーまさか別垢の相互フォロワーからもくりの中で『Sexy Zoneの話をしたくて…』と言われる日が来るとは思わず本当に驚きました。わたしも今日はおあいできて嬉しいです。


「独歩の話をするアカウントでは基本的に他の男の影を匂わせないようにしてるので(笑)」


ー本当に好きですもんね、独歩のことも


「好きです。わたしも大概ブラック企業にいて、独歩はヒーローなので(笑)」


ーそんな中で、菊池さんにひっそりと恋をはじめていたと。


「そうです、マッチングアプリがきっかけで(笑)ずっと誰かに聞いてほしくて、だけど言えなくて。でもつぐみさんとはもう2年の付き合いだからもくりで聞いてもらおうかなって(笑)なんとなく話したらあれよあれよという間にインタビューが決まって。」


ーいろんな菊池さんのおたくに出会ってきましたが、いちじくさんの話はぶっ飛びすぎてたので(笑)どうしても詳しくお話を聞かせてほしくて、お願いさせてもらいました。


「あんな話が誰かの役にたつなら…(笑)今日はいっぱい聞いてもらって、ちゃんと白黒つけたいなあと思います。よろしくお願いします」


ーこちらこそよろしくお願いします。では早速なんですが、マッチングアプリきっかけで菊池風磨さんに出会ったということでいいんですよね?


「まあ、大きく言えば…(笑)」


ーそもそもどうしてマッチングアプリを? 


「アラサーになって、まわりがみんな結婚して、子どもを産んで、とにかく焦っていたんです。結婚しなきゃ!!って見えないなにかに責め立てられるような感覚がずっとあって。」


ーああ、なんだかわかる気がします。


「でもわかりやすいブラック企業だし、仕事を押し付けて帰る会社の人に恋なんてしたくない。とにかく焦って出会いを求めてはじめました。」


ーそこで出会ってしまったわけですね?『自称・菊池風磨似の男性』と。 


「出会ったんです…今日はもう注意喚起の意味でもきてるので。自称菊池風磨はだめですよ本当に!!!!


ーではまず、いちじくさんの出会ったその方の特徴を


アイコンが唇に手をあててる写真で。絶妙に顔がわからなかったです。あと黒髪で。ずるかったのはよくいるロン毛の菊池風磨似ではなくて、ちゃんとアップデートされた菊池風磨似だったこと。


ーなるほど、よくいるのはロン毛の菊池風磨似の男性ですもんね。


「ちゃんと今の菊池風磨さんでした。あとわたしはあんまり菊池風磨さんのことを当時はよくわかってなかったんです。かっこいい全裸の人か、くらいの認識で。今振り返るとそれくらいの認識の人を狙ってたんだと思います。」


ーそして見事に惹かれてしまった。


「文字のやりとりも、電話のやりとりもすごくあの、…好きで。好きになってから気付いたんですけどたぶん文字のやりとりはかなり菊池さんに寄せてましたね。それがもう私好みで。正直、どうしてこんないい人が結婚してないんだろうって思うくらいの素敵な人でした。わたしの仕事が辛い気持ちとか、愚痴とか、絶対否定しない人で。すぐに『結婚するならこんな人がいいな』って思うようになりました。」 


ーすぐにデートになったそうですね?


「はじめてあったのはスタバでした。スタバで半日話して、本当に楽しくて。お互い水族館が好きだってわかったので、次は水族館に行こうということになりました。それで、億年ぶりの有休を取って、次のデートはマリンピア(注:新潟にある水族館)に行ったんです。」


ーそれから何度か水族館めぐりをしたと。


「はい。県内の有名な水族館はほとんどいきました。写真を撮って、ドライブして、…彼の写真に待ち受けかえたりとか…、浮かれてました、本当に。」


ーこの頃、デート終わりの日課があったそうで。


「デートが終わったあと、いつも独歩のぬいにその日のことを報告してたんです。にこにこ笑ってくれてる気がして幸せでした。」


ーこの頃彼を疑うことはありましたか?


「なかったです。かっこよくて、優しくて、彼しか見えてなかったと思います。仕事も彼がいるから頑張れてた。」 


ーそんな幸せ絶頂の中、菊池風磨さんを検索したそうですね?


彼が髪を染めたいって言うから、菊池風磨さんの画像を参考にしようと思って。雑誌も買いました。彼のためを思ってたんです、とにかく


ー彼のためを思って買った菊池風磨さんの雑誌。それが後々いちじくさんを救うわけですね。


「そうですね…今振り返るとあの時買っておいて本当によかった。」 


ーさて、そのころいちじくさんは、彼とはじめての旅行を計画します。


「コロナがちょっとだけ落ち着いて、今なら、というタイミングでした。旅館の予約をとって、まわりたい場所を探して。でもその中で、彼がちょっと変だなって思ったんです」


ー旅行の計画の中で?


「…彼のスマホが、2つあることに気付いて」


スマホが2つ、


「わたしも仕事用のがあるから、そういうことなんだろうなって思ってました。でも、ある時二つ目のスマホの待ち受けをみちゃって。……かわいい女の子でした、待ち受け」


ー子どもの待ち受け、ですか。


「彼が姪っ子だと言っていたので、そっかあってその時は納得したんです。でもだんだん、違和感が膨らんできた」


ー違和感?


「その頃はずっと彼の家でデートしてて、泊まることもありました。彼は毎日夜9時に仕事の電話をするんです。でも仕事にしてはなんだか声色が甘くて、本当に仕事なのかなって。あとは、毎月決まった日に青い封筒が来てました。彼は姪っ子からだって喜んでたけど、姪っ子からの手紙の返事に彼は漢字を使ってた。姪っ子はとてもおさなかったのに、どうしてだろうと。溺愛してるならひらがなを使うんじゃないかなって」


ー小さな違和感がふくらんでいったわけですね。


「他にもあったんです。社畜の私に合わせて夜遅くに迎えに来てくれたりしてたけど、休日も昼間には会えなかった。仕事だって言ってたし、それを信じていたけど、彼と休日の夜に会うと決まってタッパが冷蔵庫に入ってた。でも生ゴミは増えてなくて。見て見ぬふりを一生懸命してました。好きな気持ちを疑わないようにしてたんです。この頃はもう後ろめたさに潰されそうで、独歩のぬいにだけ吐き出してました。彼を疑う気持ちと、信じたい気持ちと、狂いそうだった。


ーところが、旅行の直前。彼からプロポーズされてますますいちじくさんは戸惑ったそうですね。


「切実に彼と結婚はしたかった。だけど、あまりにも不安なことが多すぎて。彼が急に結婚を急かし始めたのも怖かったです。」 


ーそんな中で出かけた友達の結婚式で、事件がおきると。


「久々に東京に行きました。……結婚式の受付で、彼と、彼の奥さんがいて


ーなんてこと…!


「ほんとになんてこと、ですよね。名前だけ書いて、ご祝儀渡して、…友達には申し訳なかったんですけど、耐えられなくて帰りました。彼に受付で他人行儀にされたこととか、奥さんと仲良さそうにしてたこととか、やっぱり娘さんだったんだとか、なんかもうぐちゃぐちゃで。なにより、左手の薬指に、あるべきものがあった。彼の平和を崩しているのはわたしだって突きつけられた。代々木公園で、泣きながら独歩のぬいに話しかけました。わたしのせいだって。変な男に引っかかったのも、結婚式でれなかったのも、わたしのせい」


ー自分をとにかく責めていたわけですね


「それ以外どうしていいかわかりませんでした。ふらふら東京を歩いて、とりあえずシブツタにいこうと思って。そしたら、目の前のギャルが菊池風磨の写真を落として


ーなんとまあ… 


地面に落ちた菊池風磨さんと目が合いました。かっこよくて、そしたら涙が止まらなくて。写真返さなきゃって地面の菊池さんを拾って、スクランブル交差点を走りました。でもギャルはいないし、わたしはぼろぼろ。そうしたら彼への憎しみが一気に沸いて。お前に菊池風磨の何がわかるんだよ!!って、スクランブル交差点を泣きながら走ったんです。


ー泣きながら走ったスクランブル交差点、それからとりあえず新幹線に乗って、新潟に。


「よく覚えてないけど、翌朝家にいたからそうなんだと思います。あとからホテルの宿泊代がもったいなかったなあって思って。でも新宿に行った記憶はかろうじてあるんです。花園神社で御守り買いました。」


ーおうちでは、彼のために買った菊池さんの雑誌を全部捨てようとしたそうですね。


「顔を見れないから全部捨てようかと思ったんですけど、でも、…………菊池風磨、かっこよくて


ーかっこよくて、?


「ゴミ袋に投げ捨てようとしたんですけど、かっこよくて。泣きながらたくさん菊池さんの雑誌を読みました。かっこいいって泣きました。かっこいい、かっこいい、悔しいって。本物の圧倒的彼氏はこんなにかっこいいのに、わたしはなぜ低能彼氏に騙されていたんだろうかと…(笑)あれを読んで本物を追いかけようと決めました。その日の夜、最後の電話をして彼に捨て台詞を吐いたんです。」


ー捨て台詞?


「彼は結婚式の話をなかったことにして、あれは姪っ子だったんだとかなんとかまだ嘘をついてきました。わたしにはあの日の薬指が焼き付いてたのに。仮に姪っ子だとしても、もう信じられないとも思った。だから言ってやったんです。あなたも、わたしも『許せない!』って


ー菊池さんの決め台詞ですね


「彼は意味がわからなかったと思います。でもそれでよかった。わたしがわたしを許せなかったので。それから彼とは一切連絡をとってません。アプリも消しました。」


ーそれからはどんなふうに過ごしていましたか?


「無気力になってしまって、それが災いしたのか体調を崩して入院してしまって…病室で独歩のぬいを片手に毎日Sexy ZoneのDVDを見てました。いいなあって思いながら。」


ーいいなあ?


仕事が楽しそうでいいなあって。わたしが最後に仕事のやりがいを感じたのはいつだろうって考えて、なんだか急にダメになってしまって。めちゃくちゃ怒鳴られたし詰問されたけど、会社を辞めました。でもそれだけじゃ終われなかったので、こっそり然るべきところに訴えたりもして…(笑)」


ー土壇場の強さは独歩譲りですね。


「そうかもしれません。いちじくさん舐めんなよ!って(笑)ただしばらくは体も心もだめだったので、去年の冬くらいまでは転職をしないで入退院を繰り返してました。入院するたび菊池さんの写真を買って、病室に貼ってましたね。本当に支えでした。」


ー入院生活の中でさまざまな菊池さんの作品を追いかけたそうですが、特に『イタイケに恋して』はどハマりしたそうで。


まさきは……まさきは……わたしの希望です


ー希望


「まさきは、本当に希望で、支えで……まさきの強さに救われて、まさきのアホさに救われて……まさきがいなきゃたぶんわたしは道を間違えてましたね……


ーまさきに惚れ込んだポイントはどこでしたか?


アホさです


ーアホさ


「まさきを見てると結婚とか仕事とかマッチングアプリとかどうでもよくなる。まさきはあれで本気で自分と結婚したら相手が幸せになれると信じてる。そのアホさって心が強い人にしかできないアホさです。わたしももっと馬鹿になろうと思いました。もっと自由に生きていこうって決めたんです。」


ーそうして迎えた12月。奇跡的に当選したジャニフェスではじめて、菊池風磨さんを見たわけですね。


「わたしあの日の自分のツイートを今でも覚えてるんです。『本物は世界一だった』


ー本物は世界一!


「うん。世界一でした。余計なこと忘れて菊池風磨さんだけを追いかけさせてくれる、最高のエンターテイナーだと思いました。現実の菊池風磨さん、触れたら壊れそうで。詐欺師とは全然違いました。…烏滸がましいのは承知の上で、この人を守りたいなって思ったんです。この人のためになにかしたい。この人のために頑張りたい。そんな気持ちになったの、菊池風磨さんがはじめてでした。


ー『この人のためになにかしたい。この人のために頑張りたい。』、そんな気持ちをくれたのが菊池さんだったわけですね。


「結局わたしはまた営業をしてますけど、営業でさえ毎日罵詈雑言を吐かれます。アイドルならもっとだと思うんです。でもわたしは、それを見えないくらいの好きを届けたい。気にするなよって、吹き飛ばせる存在でいたい。目の前の菊池さんを、Sexy Zoneを信じているから、他所を見る余裕も、信じられない人たちを気にする暇もありません。世界が菊池さんを憎んでも、わたしだけは菊池さんの味方でいたい。そんな気持ちで生きています。そう思える存在に出会えてよかったです」


ー紆余曲折を経たいちじくさん。今のいちじくさんにとって独歩と菊池さんはそれぞれどんな存在でしょうか?


「独歩は推しというか、わたしのヒーローです。独歩が社畜でいてくれるから、わたしもなんとか立てている。ふうまくんは、そうだなあ……希望です。うん、希望。」


ー希望、ですか。


「希望です。菊池風磨さんに負けないように、わたしもわたしの人生を生きていきたい。それを続けることで、ふうまくんの追い風になりたい。誰かの追い風になれるって、すごく幸せなことだと思うんです。そうなりたいと思わせてくれたふうまくんは、わたしの希望です。」


ー最後にお聞きしたいのですが、貴方にとって、『自担』とは?


初恋と書いて菊池風磨と読むし、希望と書いて菊池風磨と読む。わたしにとってふうまくんは、灯台のように、わたしを照らしてくれる存在です。


ーありがとうございました。最後に何か言い残したことはありますか?


「あ、それぞれのファンの方に宣伝をしてもいいでしょうか…?せっかくの機会なので」


ーもちろんどうぞ。


「まず、Sexy Zoneのファンの皆様。6月25日、ヒプノシスマイクの無料ライブがあります。よかったらよろしくお願いします。コメは作るしすぐバトルする変なコンテンツですが、曲とライブとキャラクターだけは最高です。音楽の扉が広がると思います。よろしくお願いします。Sexy Zoneが好きな人はたぶん好きです。
次に、ヒプノシスマイクのファンの皆様。6月1日にSexy Zoneの新しいアルバム『ザ・ハイライト』が出ます。Sexy Zoneは最高です。イメソンの宝庫のジャニーズでもあります。よろしくお願いします。」

 

ー見事な宣伝ありがとうございました。他にはありますか?

 

あ!!!マッチングアプリの自称菊池風磨に騙されないでください!!!!!本物の菊池風磨以外もちもちしてなくて最悪です!!


ーありがとうございました。では本当に最後に、自担に今一番言いたいことはありますか?


菊池風磨さんへ。どうかどうか、貴方の信じたものを大切にしていってくださいね。どこまでもついていきます!」

 

 

わたしとらもと、子どもの一生

「読んでみなよ、中島らも

高校生の時のことだ。大好きだった先輩がいた。たぶん、遅れてきた初恋だったと言ってもいいだろう。

同じ演劇部の、知らない知識をたくさん持っているかっこいい人だった。先輩の脚本はとても眩しくて、複雑で、演じるのも演出をつけるのもとても楽しかった。

 

ある日のこと。脚本を書きたいと言ったわたしに、先輩は本と桜色の栞をくれた。聞けば、わざわざわたしのために買ってきてくれたのだという。

その時渡されたのが、中島らもの本だった。

 

わくわくしながら本を読み、そして、挫折した。何度わからないと唸ったことか。何度投げ出しそうになったことか!!

 

めちゃくちゃ頑張ったけど、読めば読むほど解読不能だった。

 

わたしの遅れてきた初恋は、らもとともに散り、らもとともに泡沫となり消えたのである。

 

 

それから数年後。研究者のたまごになったわたしは学会で一冊の本を睨みつけていた。

 

また、らもか。

 

何かと学会で一緒になるいけすかない男が中島らもを読んでいたのだ。何を勘違いしたのかわたしがらもを読みたいのだと解釈した其奴は、頼んでもないのにわたしにらもの本を渡してきた。忘れもしない、あの日先輩に渡されたのと同じ表紙である。

 

「…もしかして、あんまりらも好きじゃない?」

男に煽られわたしは激怒した。ただでさえ普段からこいつは、こいつは…!!と思いながら中島らもを読んだ。読み直した。今度こそ!!と思いながら。

 

そしてわたしは、らもにまた負けたのだ。理解できなかった。これならどうだ、と渡された子どもの一生も正直あまりよくわからなかった。

 

この時わたしは誓った。中島らもを好きな人とは付き合わない。

 

それからしばらくして、わたしの誓いが世界一の変わり者が起こした熱烈なパラダイムシフトにより崩れ去り、いけすかない男の肩書きが別のものに変わろうとしていた頃。

好きなアイドルを失ったわたしは、とある読書家を好きになり、救いを彼に求めて様々な作品に目を通していた。そんな風にアニメに、エッセイにと助けを求めて彷徨っていた頃、彼は爽やかに言ったのだ。

 

「影響を受けた作家は中島らもです」

 

ああなんと、お前もか!!!!!

 

わたしはまた一生懸命らもを読んだ。あの日先輩に渡されたものを引っ張り出し、あの日未来の同居人がくれた子どもの一生を読み直し、聡明な読書家のすすめるらもを読んだ。表紙のきのこに縋るように、読んだ。

 

だがしかし、わからなかった!!!!!

 

わからなかったのだ。

面白い、面白い、けど…………と言葉にできない、解像度が低いことからくるあのもどかしさと言ったら!!!!!

 

こうして、影響を受けた人間たちが皆中島らもを履修していたがためにわたしの中にコンプレックスが芽生えた。

 

中島らもが理解できない」

 

 

それから幾多の時が経ち、わたしは遥々大阪の地で怯えながら劇場にいた。

松島聡さんが子どもの一生を演じることになったからである。

 

松島聡さんに関してはなんにも心配していなかった。だってSexy Zoneの子だ。努力で罵詈雑言をねじ伏せてきた子たちだ。正しい頑張り方を知っている子だ。だから、どこに送り出しても大丈夫なのだ。そもそも、胸を張って個人仕事に送り出せないアイドルを応援するほどわたしは暇ではない。太鼓判を押せるアイドルだから、どこへ送り出しても大丈夫な子たちだから、Sexy Zoneを応援しているのだ。

 

話がそれた。とにかくわたしが怖かったのは中島らもをきちんと受け止められるかという一点であった。最近になってようやくらもを理解しないことで理解する、という境地にたどりついたわたしが、きちんとこの物語を咀嚼できるか怖かった。そしてなにより、一応演劇を嗜んでいた身である。物語の咀嚼を失敗することで、舞台に対する感想が『わからない』で終わることはもっと嫌だった。たぶん原作がらもじゃなかったらこんなに戦いに挑む気持ちになることはなかった。でもらもなのだ。あの中島らもなのだ。わたしにとって中島らもは、戦うべき人なのだ。

 

そんなわけで、らもをこじらせた人間がみた子どもの一生。結論を言おう。

 

はちゃめちゃに面白かった。

 

というか見ながら気付いたんだが生身の人間が演じることでらもの解像度が一気に上がった。らもらもしい気持ち悪さが全身を駆け巡るこの感じ!!!!!最高に気持ち悪くて、最高に楽しい舞台だった。あと松島聡さんの血管。それが舞台に非常に素晴らしい生身の人間であるということを加えていた。素晴らしかった。

まだ静岡公演があるので細かい言及や考察をここで伏せ字なく述べることは避けるけれど、たぶんらもにとって子どもは怖くて、でも面白いものだったんだろうな。「自失を求めた快楽」のなれの果て、「自分たちが正気である」幻覚を見ている人たちをぶつけられる理解できない気持ち悪さ。

それから、山田のおじさん、やっぱりらも自身なのだろうか。なんか妙にリアリティがあって気持ち悪い宙に浮いてる感じが非常にらもを見ている時の感覚に近かった。いかにもらもが好きそうじゃないか。「よろしいですかあ!」ってぬるっと出てくる感じ。心に勝手に侵入してくる感じ。

あとあの、これはブライトンビーチの時からずっと感じていたのですが、川島海荷さん…………川島海荷さんはずっと舞台の上にいてくれ……と言わんばかりのあの存在感の透明さ。本当に素敵だった。

それからそれから、何回も言って申し訳ないのですが松島聡さんの血管が物語の生々しさを増してて非常によかった。完走前のこのブログでは極力シーンについての言及を避けたいので松島聡さんを褒める言葉が素晴らしかったと血管しか言えなくなってしまって大変申し訳ないのだけれど、とにかく素晴らしかった。ああいうある種正気を失い生きるということを突きつける舞台に松島聡さんの存在は本当にしっくりくるのだなあと思う。松島聡さん自身が透明でどこか掴めるようで掴めないところがあるから、ますますそうなのだろう。

あの物語における幻覚は狂った人間から見た違和感という意味での「幻覚」なのかもしれない。人間は誰しも狂っていて、「正気」だと言い聞かせているのかもしれない。終わったあとにいまだにこの舞台の結末を考え続けている時点で、とっくにわたしも正気だと言い聞かせている側の人間なのだろうな。

それはきっと、まさしく「B級ホラー」のなせる技なのだと思う。ただ怖いだけでは意味がない。

舞台の上やキャラクターにらもはいないんだけど、確かにそこにらもはいた。本当にみにいってよかった。今になってらもの解像度が上がってきたことに本当に感謝しています。素晴らしい舞台をありがとう。

 

とまあ、ひとまずぐるぐる考えている最中なので、こんな感じの感想で、「よろしいですかあ?」と問いかけて、一旦閉じようと思う。

山田のおじさん、貴方の生き方についての感想、ひとまずこれでよろしいですかあ?

 

「菊池風磨さんが、わたしの矛盾ごと救ってくれた」ー勝手に5000字ちょっとインタビュー vol.1ー

・はじめに

『わたしたちが日々を生きていく中で、「アイドルがアイドルになったきっかけ」を知ることがあっても、「おたくがおたくになったきっかけ」「そのジャンルにたどりつくまでの半生」って、お互いに話さない限りあんまりしらないよね』

そんな素朴な会話から、このインタビューはたちあがりました。おたくがおたくになるまでには様々なドラマがあって、それをどこかに残しておくことにはなにかしらの意味があるのではないか?という漠然とした名もなき命題を突き詰めるべく、まずは目の前のおたくの半生をたどることにしたのです。「沼落ちブログ」はあっても、「沼落ちインタビュー」はなくて。ないなら作ってしまえ!の精神のもと、このインタビューは行われています。

このインタビューが、あなたが推しへの想いを再確認するきっかけになりますように。

5,000字ちょっとの物語に、お付き合いいただけましたら幸いです。(もしもインタビューを受けてみたいという方がいらしたら、わたしのTwitterまでご連絡くださいませ)

 

 

・今回お話を聞かせてくれた方

P.N のぎさん

自担 菊池風磨

菊池さんに出会ったきっかけ:「友人に相撲をとるSexy Zoneを見せられて」

 

 

 

〜勝手に5000字インタビュー vol.1〜

 

 

「ずっと好きな人と同じ土俵に立ちたかった。」

国技館でrougeを聴いた唯一の人のおたく論

 

 

ー言える範囲で、自己紹介をお願いします

「宮城で大まかにいえば本に関する仕事をしています。」

ー菊池さんと出会うまでは、一途に相撲を応援していたんですよね?

「わたしは大阪の祖父の家で育てられてきたんですが、祖父がとにかく若貴(注:若乃花貴乃花のこと)が大好きで。そんな姿をそばで見ていたので、わたしも自然に好きになりました。祖父はどちらかと言うと満遍なく色々な力士を応援していて、相撲そのものが好きだったんですがわたしはずっと、ずーっと豪栄道関が好きで。」

豪栄道関に出会われたきっかけは?

「あれは…いつだったかなあ。ちょっと自分がいくつだったかは微妙だけど。初めて祖父と相撲を観に行った時、一番下の人たちの時間帯から入ったんです。その時になんだか強い人がいるなあって思って祖父にきいたら『今日初めて本場所の土俵をお相撲さんだよ』って言われて衝撃を受けました。いくら学校とかで取り組んでいたとしても、初めての人でもあんなに強いんだって。かえって祖父とすぐに名前を調べて、『澤井』という名前だとわかりました。名前までかっこいいんだって驚いて、澤井、澤井って、口に出していた気がします。」

ーそれからすぐに『澤井』というお相撲さんを追いかけはじめたんですか?

「いえ。そのあとすぐに祖父の具合が悪くなって、しばらく相撲どころじゃありませんでした。当時は確か小学生だったんですけど、一時期は住むところも危うくて。わたしこれからどうなるんだろ、おじいちゃんが居なくなって、ひとりぼっちなのかなとか色々考えたりしました。暗い高学年だったなあって思いますね」

ーわたしもお会いしたことがありますが、あの全身健康体なおじいさんにもそんな時があったなんて衝撃でした。

「まさか90を超えていまだにピンピンしているなんてあの時は想像もつきませんでした(笑)祖父が病気をしたのは現状あれが最初で最後だなあ。あの辺はもう辛くてつらくてあんまり記憶ないんですけど、中学生になって、2年生の年の7月かな、祖父とまた2人で暮らせるようになって、それからまた2人で学校から帰ってきたら相撲を見る習慣が復活して、11月場所をみにいく約束をして、それがとにかく楽しみでした」

ーそして無事復活なさったお祖父様と訪れた11月場所で、澤井と再会を果たすと。

「そうです。でもちょうど改名のタイミングで最初はあのときの澤井はどこなんだって思って(笑)しばらく相撲を学校帰りに幕内の最後数番しかみれてなかったから状況も全然わかんなかったし。でも実際に相撲をみにいって、顔を見て気付きました。あ!あれだあ!って。やっぱりかっこよかった。それからわたしが豪栄道関を追いかける日々が始まりました。」

ー高校生になってからはアルバイトをとにかく重ねて、暇さえあれば通ったそうですね。

「はい。本当に暇さえあれば祖父と通ってました。祖父と一緒に相撲に出かけることだけが楽しみで。生活費と相撲に行くお金をひたすら稼ぐ日々でしたね。あの時はまだ相撲を純粋にみれてました」

ー純粋に?

「はい。高校を卒業する時、知り合いの人が角界入りすることになって。そのタイミングで不意に、『あ、わたしは土俵に立てないのか』って突然自覚したんです。それではじめて、ずっと好きな人と同じ土俵に立ちたかったんだなって気付きました。わたしは豪栄道関と相撲をとってみたかったんだなって。

ー気付いてから相撲の見方はどう変わりましたか?

「楽しみなことは変わらなかったし、祖父との時間も大事な時間のまま変わらなかったです。でも観終わった後にどことなくずっと寂しかった。それは祖父にも打ち明けてて、祖父はずっと黙って聞いてくれてたのだけが救いでしたね。学校で相撲の話はできないし、友達にも言えなかったけど、家に帰ればいつでも祖父が味方でいてくれた。」

ーお祖父様はどんな言葉がけを?

お前はお前の気持ちを大事にすればいい、さみしいはさみしいままでいい、って。それは今でもよく言われます。さみしいに嘘はつかなくていいんだよって。祖父はいつでもわたしを否定しないでいてくれる。やりたい放題な孫に本当に本当に寛容な人で、感謝しています。」

ー大学時代も相撲に通われましたか?

「大学時代はもう天国でしたね。相撲最優先で東京に行ったので(笑)一人暮らしの予定だったんですけど祖父がどうしてもついてくるって言って聞かなくて、結局4年間東京で二人暮らしでした。おかげで彼氏もできやしない(笑)まあ豪栄道関以外のかっこいい人なんか知らなかったんでどうでもよかったんですけどね。でもやっぱり東京からだと国技館がすぐそばで。暇さえあれば祖父と通っていました。」

ー少し話が前後しますが、豪栄道関は謹慎をしたりそれに伴い番付が下がっていた時期がありましたね。それの話を聞いてもいいですか?

「はい。引退よりは辛くなかったので話せます」

ー引退よりは、ですか

「ええ。あの時は子どもながらに何をやってんだよって呆れてました。でも、…こんなこと言ったら古参の嫌味みたいに聞こえるかな。豪栄道関がここで終わるわけないだろって妙な確信があって。ちゃんと反省して、ちゃんと戻ってきてくれるって信じてました。うん、土俵を完全に降りたわけじゃなかったから。まだわたしはだいじょうぶだったかな。確かにやったことはそれはもう許されませんけど、それだけで終わる人ならなけなしのバイト代全部捧げてないです。」

ー2014年9月に、豪栄道関はついに念願の大関になられましたね。どう感じていましたか?

「……実は大関前後の場所は一番後ろの椅子席で全通してて(笑)就活とか全部どうでもよくて、豪栄道関のことしか考えてなかったですね。かっこよかった。あの年はもう気迫が違ってたんですよ。わたしの好きな人が世界一かっこいいんだぞってドヤ顔してました

ー古参の勘と貫禄でしょうか(笑)

「かもしれませんね(笑)豪栄道関の一ファンとしては伊勢ヶ濱さんには頭がずっと上がらないです。本人はきっといろんな気持ちがあったと思うけど、ファンとしては伊勢ヶ濱さんが「関脇で安定しているので大関になってもまだまだやれるだろう」って関脇の記録を認めてくださったのが嬉しかった。」

豪栄道関が大関になってから、応援の仕方は何か変わりましたか?

「とにかく豪栄道関がより一層かっこよくなった。役職がついておっきくなるって、こういうことなんだって。わたしの好きな人かっこいいなあ!って。たぶん恋の自覚をしたのはあの時期です(笑)

ーむしろ大関になるまで恋心の自覚はなかったんですか!?

「わかんない、おじいちゃんはお前は力士の嫁になるってずっと言ってたんだぞって未だにいうけど(笑)あ、恋かもなって思ったのは大関の姿を見てからです。好きだなって、なんかこう、うん。大好きって口に出すのが照れくさくなっちゃって(笑)」

ーピュアな恋ですね……

「初恋だったので(笑)わたし本当に豪栄道関が引退するまでは恋愛なんて1ミリも興味なくて。うん、恋だったんだろうな。」

ー2016年9月、豪栄道関は全勝優勝を果たしました。

あの時は!もう!最高!!(笑)仕事クビになってもいいから見させてくれって思ってた。最後の3日間は全部投げ捨ててずっと通ってましたね。千秋楽の日なんかもう泣きながら現地にいて。かっこよかった。本当に本当にかっこよかった。なんて素敵な日だろうって。今でも優勝インタビューで忘れられない言葉があります。「僕は不安でいっぱいだった。勝負ごとは最後まで分からない」って。あと「思い通りにいかないことが多くてつらかったけど、今日で少し報われました。うれし涙です」って言ってたのも忘れられない。ちょっと話してると泣いちゃいそうですもん。あの時ほど現地にいれてよかったなって思ったことないです。」

豪栄道関が優勝した際も、どこか寂しさはありましたか?

「優勝した時はもうわたしもアドレナリン大暴れだったのでそれどころじゃなかったんですけど(笑)その次の場所の方が、なんだろなあ、うーん……やっぱりお相撲さんになりたかったなあって思ったかな……優勝した豪栄道関に稽古つけてもらいたいなあとか、憧れて背中追っかけたかったなあとか、思いましたね。」

ーさて。それから3年後の2019年。いよいよ菊池さんと出会うわけです。

「そうですね。豪栄道関が優勝してからの3年間はまあ個人的に仕事が忙しくて、これまたあんまり覚えてなくて。豪栄道関もわたしも、浮き沈みがすごかった。失業もしたし再就職もしたし、おじいちゃんと宮城に移ったのもこの三年の間でした。相撲を見る以外楽しみがなかった。ほんとにほんとに相撲だけが楽しみで。でも今思うと、あの時菊池さんに出会えてなかったらたぶんわたしは翌年からのすべてを乗り越えられなかったと思うんです。

ー菊池さんとの出会いのきっかけは?

「友人にSexy Zoneが相撲の稽古をしてる映像を見せてもらった時に、なんか好きな人に似てる人がいるなと(笑)豪栄道関の生まれ変わりみたいな人がいるんだけどって思ったのが菊池さんでした。

ーやっぱり基準は「豪栄道関」なんですね。

「そうなんですよね。だってわたしの世界にはそれしかなかったから!(笑)そこから気になって色々みたりきいたりして、少しずつ「菊池風磨さん」を理解していった感じです。真面目な人なんだろうなってイメージでした。」

ー菊池さんと出会ってすぐ、豪栄道関が引退したんですよね。

「はい。2020年の1月です。12日目に大関陥落が決まった時に、嫌な予感がしてすぐに東京行きのチケットを取りました。職場に辞めますと伝えて、翌日すぐに東京に行ったんです」

ーえ、豪栄道関の嫌な予感がしたその日に、職場に辞めますと言ったんですか!?

「はい。たぶん仮にこの嫌な予感があたったら、たぶんわたしは立ち直れない気がしました。もしも仮に外れたら、とはあの時はもう思えなかった。もしかしたらもう二度と世界で一番好きな人にあえないかもしれない。それだけを考えていました。とにかく、もしも、もしも最後なら絶対に目に焼き付けたかった。予感が外れたら、それはもう手放しで喜んだけど、でも。でもとかだってとか、続けてほしいけど、でも、って。そればかり考えてました。」

ーでは1日1日を振り返りましょう。まず、大関陥落の決まった12日目の夜。

「職場のテレビで見ていて、涙が止まらなくなりました。力が抜けた。早退の手続きをとりながら、東京行きのチケットを購入して、上司に泣きながら辞めますって言ったのを覚えています。家に帰ったら祖父が無言で抱きしめてくれて、その時にふと、もしかしたら、ってより強く思いましたね。何かが終わるんだなって。」

ー13日目。

ほとんど記憶がないです。でも怖くて、とにかく怖くて、ずっと菊池さんのソロ曲をきいてました。たぶん国技館でrougeを聴いてたのはわたしだけじゃないかな……(笑)

ーなんでrougeを!?

「12日目以降は、いつ引退を言われてもおかしくないなって思ってたんです。だから、別れを決意するならrougeだろうと…(笑)」

ーなるほど。では14日目。

「もう国技館に行きたくなくて、ホテルに菊池さんの写真を飾って神頼みしてました。何を頼んでるかわからなかったんですけど、とにかく何かにすがりたかった。」

ーその日は国技館には?

「いきました。優勝争いとかどころじゃなかった。豪栄道関のことしか見えてなかったです。どうか次につながるものであれって願ってました」

ーそして迎えた千秋楽。

「最後の相撲をみた時、なんだか何もかもどこかへ消えていくような不思議な気持ちになりました。だって、本当にかっこよかったんです。あの日の豪栄道関。どんなことになっても受け入れる覚悟ができました。」

ー1月22日。豪栄道関の引退が発表されましたね。

「最初の感想は、お願いだから記者会見なんかやるな、でしたね。受け止めきれなかったから。しばらくずっと泣いてました。同時にもうかける言葉が何も見つからなかった。頑張れなんて言えないくらい頑張ってたから。あの日の豪栄道関は誰より綺麗だったから。だから、綺麗な闘志を最後に見れて良かったなとも、思って、」

ー…ティッシュさしあげましょうか?

「ほんとすみません……」

豪栄道関が引退されてから、どう過ごしていましたか?

「覚えてないです。ずっとPretender聴いて、Sexy ZoneのDVDみて、とにかく泣くっていう。確かにあの日の豪栄道関は綺麗で、綺麗だったから。2週間くらいそんな感じでした。当然仕事にも行けない。おじいちゃんが間に入って退職の手続きとか進めてくれて、知らない間に有給消化が始まってましたね。ひたすら泣いてました、ほんとに。ぎゅっとの『それでも夜は明けるけれど 君にとっては ツラいんだろうな』って、本当にその通りで。恋も青春も、なにもかもが終わったんです、あの時。豪栄道関のいない春の迎え方がわからなかった

豪栄道関のいないはじめての春。どんなふうに過ごされていましたか?

「うーん……仕事もしてない、というかできなかったです。ずっと家にいて。たまに友達とカラオケに行ったりしたけど気は晴れない。友達と外にご飯食べに行って、豪栄道関にお手紙書いて、一度気持ちが高ぶって治りかけたけど、結局また泣いてしまうみたいな。」

ーそんななか、菊池さんのソロ曲を聴いて、怒りの感情を取り戻したと聞きました。

「ああ、HAPPY END!(笑)POP×STEP!?は一番泣いてた時期のリリースで、心配したおじいちゃんが早く元気になってくれって仏壇にそなえてたんです。でもおじいちゃんもおじいちゃんで好奇心旺盛な人だから、気になって仕方なくて先にCDを聴いちゃって(笑)大泣きしてたらおじいちゃんの部屋から大音量で「これが最後のまたね しずかにさよなら」ってきこえてきたんです。今の私だって、力が抜けた。それがふうまくんの声だとわかって、「菊池!!!!!」って声に出して、そしたらなんだか面白くなってきちゃって。めちゃくちゃ心情ついてくるな菊池風磨は、って。」

ー失恋に近かった豪栄道関への気持ちを、見事に救われた気持ちになった。

「そうなんです。『きっとね、きっと 明日も会えるよ』って、まさに千秋楽の日のわたし。あ、いいんだって思いました。願っていいんだ。あいたいって、寂しいって願っていいんだって。そう思ったら、急に楽になって。思えば菊池風磨さんって、いつだって矛盾を肯定してくれますよね。」

ー矛盾の肯定?

「あってはいけないけど寂しいとか、夜は明けるけどつらいとか。」

ーああ、なるほど。寂しいは寂しいのままで、というか、確かに菊池風磨さんの根底は矛盾の肯定かもしれないですね。

菊池風磨さんが、わたしの矛盾ごと救ってくれた。たぶんそうなんだと思います。だから、私だけの今を生きようと思えたんです。よく考えたらおじいちゃんも近いことをずっと教えてくれていたし。土俵に立ちたいけど立てなかった気持ちとかも、菊池さんが救ってくれた。Sexy Zoneはみんな優しいけど、菊池風磨さんの優しいは肯定の優しいなんだと思っています。

ー菊池さんに矛盾を肯定してもらってから、日々はどう変わりましたか?

「相反する感情が自分の中に生まれても、受け入れられるようになりました。土俵に立つことのできない自分が憎いと思う夜の方が多かったけど、それすらも受け入れられるようになってきましたね。あ、自分が憎いこともあるよなって。そうだよなあって。あとは、Sexy Zoneの曲を聴いてると余計な力が抜けるんです。頭ががんじがらめになったら、Sexy Zoneの曲を聴くようにしています。なんだろうな。自分を許せるようになったのかな。彼の代名詞は許せない!だけど、許せないこともあるよね、それでいいんだよなって。

ー最後にお聞きしたいのですが、貴方にとって、『自担』はどんな存在ですか?

ゆるしのひとだと思います。だからこそ、菊池風磨さんが菊池風磨さんをゆるせますようにって願っています。」

ーありがとうございました。何か本当に最後に言いたいことはありますか?

「今年も絶対にチケットをください!!!!!菊池さんに、Sexy Zoneにあいたいです!」

(完)

おーい磯野!ジャニーズ褒め倒しゲームやろうぜ!!

今日やったゲームがあまりにも面白かったので久々に勢いでブログを書いています。

 

その名も、ジャニーズ褒め倒しゲームです。

ルールは簡単!カードに書かれたジャニーズを分かりづらく褒め倒すだけ!!

本当にそれだけです。今回は褒めているジャニーズを当てられたら当てた聞き手に1ポイント、聞き手が当てられなかったら話し手に1ポイントとしました。

このゲーム、「分かりづらく」というのがミソで、各々の印象によって用いる言葉が全然違うんです。

たとえばAさんは「神様みたいに優しい」と思っていても、Bさんは「神様みたいにかっこいい」と思っている可能性があるわけで。愛の示し方がこんなにたくさんあるんだなあと、参加していて本当に楽しかったです。

 

分かりづらく褒める、とは例えばこんな感じです。ゲーム終了後に改めて考えてもらいましな。

 

菊池風磨さんのおたくが菊池風磨さんを褒め倒す

「わたしの中の最後の男。この人と別れる日は、きっとわたしがわたしじゃなくなる日」

 

西畑大吾さんのおたくが西畑大吾さんを褒め倒す

「貴方に出会った夜が、わたしのおわり」

 

佐藤勝利さんのおたくが中島健人さんを褒め倒す

「貴方の生きる世界に、わたしの愛しい人も生きている。それがなによりも安心するのだ」

 

中島健人さんのおたくが中島健人さんを褒め倒す

「彼が歩けば春が来る、彼が笑えば世界は微笑む、世界で一番健やかな人」

 

・ミリしらおたくが中島健人さんを褒め倒す

「生きてるだけで、愛なんだ」

 

自担を褒め倒す場合も、そうでない場合も、結構な体力を使います。でも愛があるからできることで、他人の誰かへの愛を浴びると人は元気になるんですよね、不思議なことに。これ不思議なんですけど、そうなんですよ。やってみてくださいな。

 

くどくどルール説明をしていてもあれなので、ここからは今回の褒め倒しゲームで褒め倒された人たちと話し手によるコメントをクイズ形式でご紹介したいと思います。褒め倒しを重ねた結果途中から果てしない恋文の羅列になっているような気がしますが、恋文こそ一番の褒め倒しなのではないかと感じています。

解答と解説は別途ぷらいべったーにでもあげるので、ぜひ誰を褒めているか予想しながらご覧ください。ちなみに今回の参加者は中島担、菊池担、西畑担、勝利担、ジャニーズミリしらだけど面白いことは絶対に逃したくないから参加してくれた他界隈のおたくの5人でした。このミリしらのおたくがまあすごかった。お前は本当にミリしらなのか?

おたくの、おたくによる、おたくのための褒め倒しをとくとご覧あれ!(注:色は必ずしもメンカラではありません。プレイヤーの担当の都合上時々2020年に退所した人が混ざっています。ポイント倍になるカードとしてジャニー喜多川というカードがありました。また、例題に出てきた方が再度登場している場合があります)

 

 

1人目。

「嘘でもいいから、愛されたかった」

コメント:この人がホストじゃなくてよかった

 

2人目。

「かわいいだけじゃないからずるい」

「大人になんかなるなと願うたび、君は大人になっていくんだ」

コメント:本当に大人にならないでほしい

 

3人目。

「好きだよ!!!!!好きだけど、君のそういう優しいところが!!!!!」

「たぶんわたしは一番になんてなれやしない」

コメント:この人に映る自担を見てみたい。

 

4人目。

「貴方が嘘をつかずに笑える世の中になればいい」

「君のほんとはどこにあるの?」

コメント:この人が何も背負わずに生きられる世界が早くきてほしいなと外野ですら思ってしまいます。

 

5人目。

「世界で一番優しい人」

「いつかまた、戻ってきてよと言えなくて」

「誰より愛されているのに、自覚がないから好きなんだ」

「この人を解放してあげたいのに引き留めてしまうことを、どうか許してほしいです。」

コメント:早く貴方を嫌いになりたい、とぼやかれているのをよく聞くので。

 

6人目。

「君が世界の中心だよ」

コメント:早く日本をなんとかして。

 

7人目。

「は〜〜!!見てるだけで幸せになっちゃう!」

コメント:これ以上も以下もないです。

 

8人目。

「いい加減つれていってよ。」

「駆け落ちするなら君がいい」

コメント:顔が駆け落ち顔。

 

9人目。

「頼むから早く帰ってきてくれよ」

「貴方の言葉がわたしを弱くする」

コメント:分かりづらくならなかった。でもいつまでだって君を待ってるよ…なんでせん(以下どうしたってネタバレなので省略)

 

10人目。

「世界で一番寂しがりな人」

「器用なふりした不器用さん」

コメント:どんなに他人に担降りしても、貴方を忘れることはできませんでした。幸せでいてください。

 

11人目。

「生きてる時はあんなに憎らしかったのにね」

コメント:ムカつくけど好きです。

 

12人目。

「世界で一番できた後輩」

コメント:あれはもはや才能。

 

13人目。(注:2枚同じカードを作ってしまった手違いにより2度目の登板)

「もっと楽に生きていいんだぞ!!!!!」

コメント:(ネタバレなので中略)の君をみていると本当に苦しくなる。

 

14人目。

「忘れないでいてくれてありがとう。」

「貴方のおかげでこの街は元気です」

コメント:本当に本当に忘れないでくださってありがとうございます。救いです。

 

15人目。

「財布ごと君にあげたい」

「うちの孫にならないか?」

「うちに来てくれないかな、わたしのために!!」

コメント:ほぼはじめましてでしたが本当に養いたいです。

 

16人目。

「早く日本をなんとかしてほしい」

「実は誰よりも熱い人だって信じてる」

「早く統治してくださいお願いします」

コメント:好きです。早く国を治めてください

 

17人目。

「わたしが魔女だったらきっと貴方の声を奪ってしまうだろうな」

「いっぱい食べる君が好き」

コメント:見てるとお腹が空く食べ方をするところが本当に好き。

 

18人目。

「この人と幸せになりたい」

「恋が歩いているような気がする」

コメント:好きになったら戻れない気がする。

 

19人目。

「はいどうも〜!!拗らせ本舗です!」

「地球が爆破されても彼だけはたぶん生きてる」

コメント:長生きしてほしいなあ。

 

20人目。

「立てば結婚座れば結婚、くるりとまわってはい結婚!!!」

コメント:全身フェロモンと迷った。

 

21人目。

「来年もここにいてね。」

コメント:儚さと脆さのバランスがすごい。願えば願うほど消えてしまいそうなところが好き。(以下ネタバレ省略)

 

22人目。

「知らないようで知っていて、知っているようでなにもしらない」

コメント:だから好きです。

 

23人目。

宮本浩次を継ぐ男」

「修造でも育三郎でも宮本浩次でもない。もはや彼の名前は新しいジャンル」

「実は誰よりも寡黙が似合う」

コメント:いよいよ最近宮本浩次と見分けつかなくなってきて困っています。

 

24人目。

「どんな言葉よりも、君に伝えたい言葉があるんだ」

コメント:自担とか関係なしに誰よりも幸せになってほしい。

 

25人目。

「覇気が使える人」

「なんでこの人の前で生きていられるんだろう」

コメント:立ってるだけでやられてしまいそうになる。人類は彼がテレビに出ても生きていてえらいです。

 

長いクイズにお付き合いいただきありがとうございました。本当はあと25人いるのですが、慣れてくる前だったので今回はここまでとさせていただきます。全問正解だった方には何があるかもしれませんしないかもしれません。まあひとまずチャレンジしてみてくださいませ。マシュマロetcで解答お待ちしています。

みなさんもぜひ、有り余る語彙と情熱をこのゲームにぶつけてみてはいかがでしょうか!まだまだ寒さが続きそうですので、どうかお体ご自愛くださいませ。

 

おーい磯野!!

ジャニーズ褒め倒しゲームやろうぜ!

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。