君がここで笑うシーンが

いや、答えなんかはいいんだ ただちょっと

貴方が夢になる夜

やっと時代が中島健人に追いついた。

 

 

中島健人さんは、中島健人さんというジャンルである。ただのアイドルではない。カテゴライズするならば、中島健人さんは中島健人というジャンルにカテゴライズされる。

 

さて。「憧れる」という感情や感覚にはさまざまな部類があるけれど、「憧れる」という感情のひとつの到達点が「誰かの夢になる」ことだとわたしは思う。夢というものは偉大だ。夢の中ならいつ何時も、どんな人でも、煌びやかなステージの主役になれる。夢があるから、希望は生まれる。夢の中でだけは、どんな自分も許してあげられる。

誰かの夢に出るということは、夢の中でもその人にあいたいと願うことは、希望の証でもあるのだ。そして、対象が誰かの夢になった時、それはあるひとつのジャンルの大きな到達点なのである。夢になるということは、皆の希望を背負いうけることになるからだ。希望を託せるだけの背中があると、証明された証なのだ。

 

そんなわけでついに、中島健人さんが人類皆の夢になる日がやってきた。正直今のわたしはあまりの腹痛に身をよじらせながら起きたら宇宙が破裂していたみたいなそんな感じなのでまともなことが言えそうにない。すげえ雑誌の看板特集に中島健人さんが選ばれた。詳しいことは検索してくれ。そして貴方もともに道連れになってくれ。中島健人に処されろ。すんげえ綺麗ですんげえかっこいいから。およそこんな時間に見ていいものではない。朝に見るものでもない。夜…でもない。体調が急にバグるから気をつけろ。現に今のわたしは腹痛のことなど忘れて感情のままに文を走らせている。隕石がおちてきたんだ。どうしようもないわたしの人生に、隕石がおちてきた。

 

さてまあそんなこんなで中島健人さんがすげえ雑誌の看板特集を飾るわけだがそのテーマがすごい。

夢から醒めぬ夢。

 

ついに中島健人が夢になる日が来た。

やっと時代が中島健人においついた。

やっと、やっと。中島健人が夢になった。

 

夢から醒めぬ夢、中島健人さんが中島健人さんというカテゴライズの中で積み上げてきたブランディングの大勝利である。こんなん中島健人しかできない。夢から醒めぬ夢、中島健人がたどり着く場所までたどり着いたのだ。中島健人さんにしかできない特集タイトルである。何がすごいってこんな時までみんなの夢なのだ。あの人、否が応でも一対一が想定される場面においても誰かの、みんなの夢なんだ。平等に夢を見ることが許されている。みんなの夢なんだ。100人いたら100通りの中島健人がいる。中島健人はみんなが夢に見る相手なのである。こんなのこの世で中島健人以外に誰ができる?中島健人以外に誰が許される?あまりにも美しい勝利ではあるまいか!!!ファンファーレをかき鳴らせ!祝砲をあげろ!寝てる場合ではない!!!起きろ、我々の正義のために!!

 

しかも中島健人さんは夢で終わらないのだ。ファンに一言と言われてこう答えている。

 

「発売日は7月7日。 “ananというMilky Wayの中で僕という彦星を抱いて”ですかね」

 

この男、何もかも天才であった。夢で終わらせる気が一ミリもない。夢どころか彦星にまでなろうとしている。とんでもない男である。わたしたちが今年の七夕にみる天の川はananというミルキーウェイなのだ。そんなたまらないことあってたまるか!!この男、生きとし生けるものすべてを中島健人色に染めるつもりだ。争うな。感じろ。 

 

あとね、わたしはこの文章に震えたんです。

 

「今まで見せてきた"アイドル・中島健人とはまた違う、今回見せた人間・中島健人を見た方々が、これをきっかけに、ポジティブに"努力すること""人を愛すること"を感じ取ってくれたら、こんなにうれしいことはありません」

 

中島健人さん……

インパクトが大きく表紙の描き方や内容より写真で終わりがちなこの特集において人間の話をする中島健人さん…これだからわたしはこの人を追いかけるのをやめられない。手を取ることすら躊躇しがちなこの手の特集でも「ポジティブに"努力すること""人を愛すること"を感じ取ってくれたら、こんなにうれしいことはありません」と言われたらハードルが下がるし、なにより、後ろめたさなく手に取ることができる。なんと、なんとまあ…

努力と人を愛することという人間の本質をついたこの言葉。あまりにこの特集にふさわしく、そしてあまりにも気高く麗しい言葉だと思うのです。こちらもしかと受け止めさせていただきます。人間・中島健人を。

 

ついに中島健人がSexyに追いついた。中島健人中島健人というジャンルで、誰かの夢になる日がやっときた。おめでとう。ずっとずっとこの日を待っていたよ。

 

貴方の見せてくれる夢に、どこまでもついていかせてほしい。まさかこの特集の時まで中島健人を崩さないとは思っていなかった。甘く見ていたことを許してほしい。貴方は天才だった。太陽は東から上り西へと沈むように、いつ何時も中島健人中島健人だった。中島健人絶対領域は、無限だったのである。

 

だからこそ願わずにはいられない。貴方の絶対領域が、いつまでも無限に広がる宇宙のような煌めきを纏えますように。どうかどうか、けんとくんの見る夢が、優しいものでありますように。夢を届けてくれる貴方の見る夢が、あたたかなものでありますように。

 

さあ。遠い遠い天の川へ向けて祝杯を。

今年の七夕は、きっと優しい夢が待っている。